アマチュア無線の運用に一本杉に行ってみた。今月7日のフィールドデーコンテストは午前中の雨で移動先を岩山に変更したが、当初、一本杉で想定していた運用スタイルを試したくなった。まずは、いつもの場所に無線機とアンテナを設置した。
無線機はElecraft社のK1トランシーバ(写真左)7、10、14、18MHzの4バンドに出られる。出力は3Wに設定した。アナログVFOなのでスイッチON後、しばらく時間をおいて安定するのを待つ。30分ほど放置する間にアンテナを設置する。
K1はアメリカ製の無線機キット。自分で部品をはんだ付けして組み立てた。
アンテナは岩山運用のときと同じ、釣り竿逆Vアンテナを張った。今日は7MHzのみの運用とした。茶色い釣り竿は縛り付けた松の木と同化して目立たない。
縦振り電鍵(キー)は地面に置くのが一番安定するので地べた座りにした。アリが這い上がってくるが気にしない。
昼食前に試しに3局ほど関東方面の局と交信する。K1を使うのは数年ぶりだが、特に問題なく交信できた。Elecraft社の無線機はすばらしい。
固形燃料で昼食用のお湯を沸かす。缶のフタを外してファイヤースターターで一発着火。楽でいい。
昼食は途中のコンビニで買ったホットドックにおにぎり、ゆで卵にワンタンスープという、なんだかおかしな組み合わせになった。
昼食後、1時間ほどハンモックでまったりする。風が冷たい。
15時前にコーヒーを淹れる。今日はブルーマウンテン。
おやつは、にんにく醤油味のチップスター。コーヒーには合わなかった。
コーヒーを飲みながら、四国の局のゆっくりとした和文モールス通信を聴いていた。ベテラン局どおしの、クセのあるまったりとした交信も悪くない。
16時半ごろ、炊事場の掃除に来た管理人さんと雑談してから、少しづつ片づけはじめる。結局、交信数は7局のみ。ワッチしている(交信を聴いている)時間の方がずっと長かった。
のんびり撤収していたら18時になってしまった。夕日がまぶしかった。山はもう完全に秋だ。