あきびと野遊び雑記

すぐ飽きて、おまけに面倒くさがりな私の野遊びの記録です。

まほら岩手キャンプ場

初めて買ったテントはハミングバードゴアテックステント(シェラテント)だった。当時、バッグパッカーに憧れていた自分は、その買ったばかりのテントをKELTYのフレームパックに詰め込んで新潟県の粟島で初めてソロキャンプした。それがちょうど40年前の7月30日、31日だった。初ソロキャンから40年を記念して以前から気になっていた、まほら岩手キャンプ場に行ってみた。

安倶里まほら岩手は、冬場本州一寒い盛岡市薮川にある。キャンプ場は通年営業しており、真冬でも利用できるキャンプ場として知られている。

f:id:akibitokun:20220802112200j:image

こもれび館で受付をする。4月から11月は1張1泊2000円(冬場は3000円)

f:id:akibitokun:20220802112152j:image

今回はこの夏にオープンしたばかりのNEWキャンプ場(林間サイト)を利用してみた。

f:id:akibitokun:20220802112318j:image

草地に直接車を乗り入れることはできないが、サイトのすぐ側に駐車スペースがあり、荷物の運搬は楽にできる。

f:id:akibitokun:20220802112113j:image

まずはシェラテントを張る。

f:id:akibitokun:20220802112327j:image
f:id:akibitokun:20220802112223j:image

日差しが強かったのでタープを被せた。

f:id:akibitokun:20220802112346j:image
f:id:akibitokun:20220802112251j:image

テントを張り終えた時点で12時過ぎていたので、とりあえず日陰で昼食にする。

f:id:akibitokun:20220802112338j:image
f:id:akibitokun:20220802112125j:image

昼食後は薪を集める。林間サイトの周囲にはたくさん木が落ちている。キャンプ場を作ったときに切り出したと思われる太い白樺の木もあった。スタッフに確認したら落ちている木は自由に使ってよいとのことだった。ありがたく使わせていただく。

f:id:akibitokun:20220802112148j:image

今夜と明日の朝に使う薪が準備できた。

f:id:akibitokun:20220802112255j:image
f:id:akibitokun:20220802112216j:image

寝床の準備。40年以上前に買った封筒型シュラフ。去年の9月にメンテ済み。中は化繊で少しかさばるが裏地が綿で肌触りがいい。

f:id:akibitokun:20220802112239j:image

キャンプ場内を散策。釣り堀、ボート乗り場、ツリーハウスなどもある。到着したときはテントが1張りだけだったが、だんだんと数が増えてきた。家族連れ、グループがほとんどで、大きなテントが目立った。こちらのサイトは車を横付けできる。

f:id:akibitokun:20220802112259j:image
f:id:akibitokun:20220802112243j:image
f:id:akibitokun:20220802112058j:image
f:id:akibitokun:20220802112303j:image
f:id:akibitokun:20220802112334j:image
f:id:akibitokun:20220802112144j:image

広いキャンプ場にしては、小さめな炊事場。

f:id:akibitokun:20220802112314j:image

シャワールーム。24時間、自由に利用できる。

f:id:akibitokun:20220802112500j:image

汲取式の簡易トイレ。水洗トイレを使いたいときは、こもれび館のトイレを利用するようにとのこと。

f:id:akibitokun:20220802112205j:image

林間サイトに戻りハンモックで横になる。日陰で風に吹かれていると涼しい。昔行った北海道の野営場を思い出した。盛岡市内は猛暑日に近い気温らしいがここは別世界だ。

f:id:akibitokun:20220802112117j:image

17時にランタン点灯。

f:id:akibitokun:20220802112228j:image

家で茹でてきた枝豆と昼の残りを肴にビールを飲む。

f:id:akibitokun:20220802112342j:image

スベア123Rで夕食を作る。今回は古い道具の出番が多い。

f:id:akibitokun:20220802112121j:image

レトルトパックのご飯を持ってきたが、大きな鍋を持ってこなかったのでフライパンにパックのご飯を移し、少し水を入れて温めた。

f:id:akibitokun:20220802112136j:image

メインはハッシュドポーク。これも家で作って冷凍してきたもの。クッカーで温めるだけなので簡単だ。

f:id:akibitokun:20220802112208j:image

18時。まだ明るいうちに夕食を済ませる。

f:id:akibitokun:20220802112105j:image

19時に焚き火開始。

f:id:akibitokun:20220802112231j:image

火を見つめながら22時までまったり過ごす。風はほとんどなく星がすごくきれいだ。40年前は新潟の島の海岸で、今日は岩手の山の中でキャンプしている。なんだか不思議な感じがした。

f:id:akibitokun:20220802112457j:image
f:id:akibitokun:20220802112220j:image

23時にはシュラフに入ったが寒くて眠れない。結局、ワークマンのフュージョンダウンシュラフを封筒型シュラフの中に入れて2重にした。さすがは薮川、真夏でもこの寒さ!

f:id:akibitokun:20220802112212j:image
f:id:akibitokun:20220802112102j:image
f:id:akibitokun:20220802112128j:image

ほどんど寝た気がしないまま、4時前には空が明るくなってきた。

f:id:akibitokun:20220802112311j:image

昨日の夕方点けたランタンはまだ灯っていた。

f:id:akibitokun:20220802112505j:image

4時半にはさらに明るくなり、草が朝露に濡れてきれいだ。

f:id:akibitokun:20220802112157j:image
f:id:akibitokun:20220802112140j:image
f:id:akibitokun:20220802112109j:image

5時過ぎに陽が出てきた。

f:id:akibitokun:20220802112235j:image

5時半に朝食の準備をはじめる。先日買った缶入り固形燃料を使ってみる。ライターで一発点火。簡単で便利だ。

f:id:akibitokun:20220802112722j:image
f:id:akibitokun:20220802112246j:image

朝食は菓子パンとはるさめワンタンスープ、昨日の残りの燻製たまご。

f:id:akibitokun:20220802112331j:image

朝食後、残りの薪で焚き火。

f:id:akibitokun:20220802112132j:image

焚き火しながら湿ったものを乾かす。林間サイトはロープを張れるので便利だ。

f:id:akibitokun:20220802112307j:image

テントは草の上に直接張ったので、底の部分がかなり濡れていた。

f:id:akibitokun:20220802112322j:image

12時ごろまでにはチェックアウトするよう言われていた。11時までハンモックでまったりする。昨夜は30組以上のテントがあったが11時ごろには誰もいなくなった。結局、林間サイトの利用者は自分ひとりだけで、誰も下見にすら来なかった。お陰で静かにゆっくり過ごすことができた。

f:id:akibitokun:20220802112054j:image