朝から暑い。今日は猛暑日に近い気温になる予報だ。避暑を兼ねて、以前から気になっていた平庭高原に行ってみた。盛岡市内から1時間40分で久慈市山形町の平庭山荘に着いた。ここでキャンプ場の受付をする。大人一人宿泊250円、日帰り120円と格安だ。受付の人の話しでは、普段はあまりキャンプ場の利用者はなく、今月に入って4人目の利用者とのことだった。
平庭山荘は温泉やレストランがある立派な施設だ。
すぐ側にはコテージ村がある。
キャンプ場は平庭山荘から車で約5分くらいの山の中にあった。はじめてだとちょっと判りづらい。キャンプ場内に車は乗り入れできない。入口の鉄柵の前に車を停めた。
キャンプ場内は広葉樹の林に囲まれた草地で傾斜があり、平らなところはほとんどない。平庭高原は白樺で有名なところなので、白樺の林間サイトを想像していたがまったく違った。
炊事場とトイレは入口に近いところと奥と、それぞれ2箇所あった。入口に近い炊事場。水を出したら最初茶色に濁った水が出てきた。あまり使われていないようだ。
入口に近い方のトイレ。こちらも利用者が少ないためか、あまり掃除が行き届いていない感じだった。
奥側の炊事場。水は出してみなかった。
奥側のトイレ。こちらはドアに鍵がかかっていた。
ファイヤーサークル。真ん中で直火した跡があった。
キャンプ場の真ん中にある大きな木にハンモックを吊るした。
ソロストーブで焚き火する。薪は手持ちのものを使った。周りの森の中で拾えたかもしれないが、あまりに鬱蒼としていて、中に入って行く気になれなかった。
今日はソロストーブでカップラーメンを作ってみる。まずはカップラーメンに水を入れる。
焚き火が弱火になったところでカップラーメンを突っ込む。
5分経過後。カップの外側はボコボコになっているが穴は空いていない。
とりあえず食べてみる。普通においしい。
食後、底を確認するとかなりヤバい状態になっていた。これで穴が空かないのが不思議だ。非常時など、ケトルがないときに使える方法だ。
食後はハンモックで横になる。風が吹くと肌寒いくらいだ。スマホのコンパスアプリでは標高820mとなっていた。ちなみにYモバは圏外だった。
樹木図鑑を持っていったのでキャンプ場周辺の木を調べてみる。木肌は同じようだが葉の形がまるで違うものもあっておもしろい。図鑑で調べて確実に判別できたのは、コナラ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、シラカバのみで他の木はよく判らなかった。幼木、成木、老木で木肌の様子が違い、それらの中間だとなおさら判りづらい。樹種を調べるのは難しい。
15時にお湯を沸かしておやつにする。
今日はブラジルのフレンチ。
コンビニで買った甘いノアールminiが苦いコーヒーに合う。
16時に雨が降り始めた。木の葉が傘になってさほど濡れることもなく、ゆっくり撤収できた。
キャンプ場入口奥に看板が立っていた。昔ここは塩の道だったらしい。あとで塩の道について調べてみたくなった。
平庭山荘で温泉に入った。久慈市といえばやはり「あまちゃん」。