一本杉園地キャンプ場 その53

今朝の最低気温はマイナス2.7度。今日は雪は降らないようだ。一本杉に様子見に行ってみた。10時前に一本杉着。車の温度計は0度。風がある。先週後半に降った雪はほとんど溶けていたが霜柱があちこちにあり、通路の土もタイヤの跡のまま凍りついていた。

今日はDDタープ3.5x3.5でクローズド・ウェッジ張りを試してみた。寒い日にすばやくクローズタイプのタープが張れる。地面が凍っていてペグが刺さりにくい。

アマゾンのブラックフライデーセールで買った温度計の外部プローブを地面から1.2m付近に取り付けた。高さは百葉箱を参考にした。温度計本体はタープ内に置いてもよかったが、プローブと同じくポールのガイロープに巻きつけた。外部プローブはマイナス40度まで±0.5度の精度で計測でき、気温と湿度は本体表示とスマホアプリで確認できる。

設営後、林に薪拾いに入る。去年の夏、バイクツーリングのキャンパーが「今夜は久しぶりに肉を焼いて食べるんですよ」と言って、ハスクバーナの手斧を持って林に入って行ったのを思い出す。その頃の自分は近くに落ちている小枝や松ぼっくりを燃やしていた。

乾いた木を拾えた（実は乾いていなかった？）

トイレが閉鎖されていた。これは困った。携帯用トイレが必要になりそうだ。

今日は焚き火が不調だ。なかなか火が付かない上に炎に元気がない。乾いていると思った木がだんだんと湿ってきた。凍っていた内部の水分が溶けたのだろうか？一見乾いているように見えても、この時期に拾う木は要注意だ。手っ取り早く焚き火で暖まりたいなら、乾いた薪を持参するのがよさそうだ。

タープの中で昼食。

ガスストーブも点けた。

昼食後も外でしばらく焚き火をしていたが風があって寒い。熾をソロストーブに突っ込んでタープの中に避難した。

今日は焚き火でコーヒー豆を焙煎するつもりだったが諦めてドリップコーヒーにした。

沸かしたお湯をグランテトラに入れて抱いていると暖かい。

横になってコンビニでもらったHOT PEPPERをながめていたら眠くなってきた。

3時のおやつ。お湯は飲む分だけアルストで沸かした。外の気温はマイナス0.13度。

おやつが終わって撤収をはじめる。雪がパラパラ降ってきた。

自衛隊の演習場から爆発音が大きく響いてくる。単発の爆発音ではなく、雷鳴のようにゴロゴロと響く何やら不快な音だ。演習場方向を見ると赤い光が連続して光っている。火砲の連射だろうか？榴弾砲の炸裂音とは何か違った感じに聞こえる。あとで訓練予定を調べたら、この日は火砲による実弾射撃訓練の他に爆破訓練の予定が入っていた。爆破の音と光だったのかもしれない。

16時過ぎの気温はマイナス1度、地表付近はマイナス2.6度。霜柱も凍った通路も、まったく溶けずに来た時のままだ。これからさらに気温が下がっていきそうだ。

16時半前に一本杉を出る。どんどん暗くなっていく。この時期のデイキャンはのんびりできない。

寒さに体が慣れていないせいか、覚悟が足りないせいか、風があったせいか、0度前後にしてはとても寒く感じられた。去年の今頃はどうだった？　記録によるとそれほど寒さを気にすることもなくデイキャンを楽しんでいたようだ。薪ストーブは導入したものの今年この先、冬キャンを楽しめるだろうか？　いまのところはそんな気がしない。

マンブレイランド

近所のカトリック教会横にマンブレイランドという広場がある。「どうぞ自由にご利用ください」と貼り紙にあるが、週末にボーイスカウトが利用している他は使っている人を見たことがない。せっかくなのでタープ張りの練習をさせてもらうことにした。

今日は天気が良かったので相の沢か一本杉に行ければよかったが、週末に行われたCQ WW CWコンテストの後片付けやログの提出などであまり時間がなかった。前回相の沢でやったスプリテッドAフレームのスプリットしないバージョンを試してみた。

風があり立てるのに苦労した。使ったのは前回と同じDDタープ3x3＋ユタカメイク THE TARP 3x3　地面は土だと思ったが硬くてペグが数センチほどしか刺さらない。どうやら土のすぐ下にはコンクリートか砕石が敷かれているようだ。

内部は広く、1人で使うには十分過ぎるほどのスペースがある。あることを思いついたが、それはまたいずれ試してみたい。

広場にある大きな木。モミの木、ヒバ、ポプラなどがあるらしい。広場は通学路の側にあり、下校途中の小学生が「何かやってる！」と話している声が聞こえてくる。普段は使う人のない広場でテントを張っているのを見て不審に思ったのかもしれない。

大きなイチョウの木もある。

帰りにご近所さんからネムノキをいただいた。調べてみると広葉樹に属するが軟木で燃え尽きるのが早いらしい。そのうち薪ストーブで試してみたい。

相の沢キャンプ場 その87

午前10時、気温7度、風少し、テント4張り

SPLITED A-FRAME（スプリテッドAフレーム）
DDタープ3x3＋ユタカメイクTHE TARP 3x3

屋根クローズ

屋根オープン

大人2人が余裕で寝れる広さ

桜の皮

タープの中で焚き火

すき間から排煙される

すき間から顔を出して外を見れる

昼食は雁月と紅茶

タイ産の生豆、レイジーマン

ミャンマー産より味が濃い

16時撤収

泊まり8組、気温4度

一本杉園地キャンプ場 その52

一本杉園地キャンプ場。晴れ。祝日前だが誰もいない。第2駐車場で自衛隊の通信隊が演習中だった。発動発電機の音が響いている。

Pomoly社の薪ストーブを参考に煙突を1m延長して全長3mにした。これでもテントに穴が空いたら、そんなもんだと諦めることにする。ガイロープも手元にあったロープで新たに作った（3.5mm x 5m）

13時前に昼食。風が冷たくなってきた。食後、第2駐車場に行くと大型トラックから女性士長が下りてきたので夜間も発電機を動かすのか訊いてみた。通信機器が止まるので演習中は止められないとのこと。訊くだけ無駄だった。

林に入って薪にする木を拾う。熊鈴を付けたが、もう冬眠に入ったか？

夕方の焚き火で使う分だけ拾って適当な大きさに切る。

白樺の倒木があったので皮を少しいただいた。

15時前に焚き火開始。

久しぶりにコーヒー豆の焙煎をやってみる。ミャンマー産の生豆を使った。

いつも煎りすぎるので浅めにしておいた。

程よい酸味があり、おいしい。香りも後味もいい。過去一番の出来かもしれない。

16時。自分の他にバイクのソロキャンが1組のみ。

暗くなるまで焚き火を楽しむ。小ぢんまりと燃えている火を見ていると安らぐ。

18時過ぎに夕食。今夜もコンビニ飯。炒飯と四川風麻婆豆腐。暗くなってからすぐ下の棚に軽ワゴンが1台入ってきた。今夜の泊まりは自分を入れて3組。

食後は映画を見る。23時にはシュラフに入ったが発電機の音が気になって眠れない。射撃見学に使っていた耳栓を持ってくればよかった。外は星がきれいだ。それほど冷え込んでいない。

ラジオ深夜便を聴きながら微睡んだがお腹が空いてきたので薪ストーブを点けた。まだ4時前。トイレの温度計は0度。下草がキラキラしてきた。これから気温が下がりそうだ。食べてまたシュラフに潜り込む。

6時過ぎて明るくなってきた。トイレの温度計は変わらず0度。思ったほど冷え込まなかったようで霜も下りていなかった。吸水させておいた米を炊く。

水加減を間違えてご飯の底が少し焦げてしまった。メスティン炊飯で失敗したのは初めてだ。少し硬いが食べられないことはない。

食後は少しづつ片付けはじめ、11時にキャンプ場を出た。他の2組はいつの間にかいなくなっていた。ざっと見た感じではテントに新たな穴は空いていないようだ。煙突の延長、今回はうまくいったようだが何度か試してみる必要はある。

帰りに岩手町の喫茶店カサネルに寄る。スィーツのメニューが増えていた。玄米もちのおしるこを食べる。今朝の盛岡市の最低気温はマイナス1度だったようだ。標高の高いキャンプ場の方が気温が高かったことになる。なぜそうなるのか不思議だ。

相の沢キャンプ場 その86

2週間ぶりの相の沢。今日一番の目的はキャンプ仲間のAさんにお土産を渡すこと。以前いただいたお土産のお返しを渡したかったが、なかなかタイミングが合わなかった。今日は相の沢でファミキャンということで、ようやく渡せることになった。

9時に駐車場着。Aさんから少し遅れると連絡があった。車から荷物を下ろしていると、Kさんに声をかけられた。Kさんに会うのも久しぶりだ。今日は早くからキャンプ場に入り、すでに設営済みとのこと。あとで挨拶に行くことにして、とりあえず設営にかかった。

今日はTさんがよく利用しているサイト付近にしてみた。タープやハンモックが張りやすく、トイレも遠くない場所だ。今日、Tさんは八幡平市のキャンプ場に向かったようだ。

DDタープ3.5x3.5をアディロンダック張りにした。どうもピシッと決まらず直しに時間がかかった。よく見るとわずかに地面が斜めになっていた。たいして影響はないだろうと思ったが、少しの偏りでも意外と設営の妨げになることもある。

折りたたみマットの上にコーヒー豆の袋を敷いてみた。コーヒー豆の袋は市内のとある喫茶店にディスプレイされていたものをゆずってもらった。

ウィンドスクリーンを2段重ねにしたリフレクターも設置した。

薪は乾燥したものを少し持ってきたが、拾った木で追加の薪を作った。

白樺の皮で着火し、とりあえずお湯を沸かす。Kさんが遊びに来てくれてお互いの近況報告をした。

昼食はコンビニのおにぎり1個、味噌汁、スパイシーチキン。食事が終わったところにAさんが来てくれて、ようやくお土産を渡すことができた。今日はキャンパーとしてのAさんとは違った一面を見せてもらえたように思った。

熾火でサツマイモ（シルクスイート）とじゃがいもを焼く。ゆるキャンのなでしこレシピでは焼き時間が30分なので片面15分づつ焼いた。

今日は薪の爆ぜ方が激しい。現地採取した薪が湿っていたせいかもしれない。グランドシート代わりにしていたユタカメイクのタープに大きな穴が数カ所空いてしまった。

30分経ったサツマイモ。いい感じに焼けている。じゃがいもはまだ少し硬かった。

コーヒーを淹れる。レンメルコーヒーを消費する機会がないまま風味が落ちてしまうのはもったいないので、普通に一人分だけドリップしてみた。

ワイルド感はないが普通には飲める。ドリップするときは粉の量を多くした方がいいようだ。

リフレクターに反射した熱が暖かい。火を見ていたら何やら爆音が響いてきた。ヘリやジェット機の音と違う。何だこの音は？と思ったら、牧野の上を2機のオスプレイが低空飛行で通過していった。思わず「オスプレイだ！」と叫びながら飛び出した。相の沢や焼走りでこれまでに何度か戦闘機や輸送機の低空飛行を見たが、そのたびにドキドキしてしまう。オスプレイに関しては実機の内部を見学したり、日米合同訓練で実動飛行も見学したが、まったく予期しないタイミングで現れると驚きというか恐怖さえ感じてしまう。

ようやくじゃがいもが食べごろになった。いい感じに焼けている。

バターを付けて食べるとおいしいらしいが、乳製品がダメなので塩で食べる。シンプルにおいしい。

16時に撤収。チタンペグを1本紛失しそうになった。幸い、落ち葉の下に隠れていたのを発見できたが、探すのに時間がかかってしまった。落ち葉、雰囲気はいいが、いろいろと厄介ではある。

荷物を車に積み込んでからKさんのサイトにお邪魔する。今日は相の沢の特等席にハンモックオーニングテントを張っていた。会うたびにいろいろなギアを見せてもらえて楽しい。今回は下限温度-18度、極限温度-40度というオーストリア製の高機能シュラフを見せてもらった。腕が出せるようになっていて分厚いジャケットのように着ることもできる。着姿がまるでジャミラだねと笑い合った。

今夜の泊まりは20組以上。ティピーとパップテントがほとんどでタープ泊もちらほら。寒くなっても水が出なくなってもキャンプ場に来るコアな人たちだ。17時過ぎまでKさんのサイトでくつろいでから駐車場を出た。気温は2度。昨日の盛岡市の最低気温はマイナス2.8度だった。明日朝の相の沢は何度まで下がるだろうか。

一本杉園地キャンプ場 その51

いくつか試したいことがあって一本杉に行った。気温は8度。盛岡は風が強かったので一本杉はもっと強いだろうと覚悟していたが風はほとんどなかった。いつもの場所には先客がいたので今回も上の棚にテントを張った。

試したいことの1つ目は新しく買った二又ポールのテスト。伸縮ポールを使った二又化はロックが緩んだことがあったので専用のポールを買ってみた。ショックコード付きで簡単に組み立てられる。

最初はテント付属のセンターポールで立ち上げてから、二又ポールにチェンジすると設営しやすい。

フックも付属している。

ポールの先端にピンを差し込んでベルトで引っ張るのでポールがずれる心配もない。センターポールがないと内部が広く使えて快適だ。なにより薪ストーブの扱いが楽だ。これで2000円ちょっとならお買い得だと思う。

試したいことの2つ目は薪ストーブの火の粉対策。前回のつぶ沼キャンプでテントに小さな穴が複数空いていることに気づいた。薪ストーブを使う以上、テントに穴が空くことは覚悟しているが被害を最小限にする工夫はしてみたい。

とりあえず45度ベントパイプ2本を使って煙突の高さを約30cmアップした。煙突はストーブの付け根からの高さが約2mになった。少しでも煙突をテントから離すこと、それとベントパイブの曲がりに火の粉があたって消火することを期待した。

林から拾ってきた木を切って薪を作る。

先日、二戸の小さな薪屋さんbyともやまで買った20cmに切り揃えられたナラの薪。長さはOKだがこのままでは太いので割って細くする。

上の棚はトイレが近くて便利だ。

Fさんにもらった着火剤を試してみる。

外での焚き火は拾った薪だけを使った。

陽が沈むまで焚き火を楽しむ。管理人さんが来て炊事場の掃除をする間、止めていた水を出してくれた。

17時過ぎたら急に寒くなってきた。テントの中に入り薪ストーブを点ける。ここでもFさんの着火剤を使ってみたが、薪ストーブの着火剤に使うには火力が弱い感じだった。

久しぶりにメスティンでご飯を炊いてみる。ご飯を炊くだけでキャンプ飯を作っているような気分になる。

ご飯だけ炊いて他はすべてコンビニで買ったもの。メインは和風ハンバーグ。

竜田揚げ棒も温める。

夕食が終わってまったり。薪ストーブは燃えすぎるほど快調だ。

試したいことの3つ目。薪ストーブで焼き芋。中までしっかり焼けていない感じだが、まぁ食べられないことはない。残りの芋で明朝、再度試してみるつもり。

試したいことの4つ目。自転車のライト。二又ポールに取り付けてスポットライト的に使ってみた。明るくていい感じだ。

眠くなるまで最新の14巻を読んでいた。今夜の泊まりは自分を入れて3組。外は薄曇りで星がわずかに見えていた。

5時過ぎに目が覚める。車の温度計は0度。車体がうっすらと白くなっていたが、それほど寒さは感じなかった。

薪ストーブを点けて6時に朝食。

湿ったコットンキャンパーをフックに吊るして乾かす。

再度、薪ストーブで焼き芋をやってみる。小ぶりの芋を使った。

ストーブの両サイドに突っ込んで30分ほど焼く。

昨夜よりはうまく焼けた。芋の種類なのか焼き方なのか、芋というより栗に近い味と食感だった。

午前中はテントの中でゴロゴロして、13時前にようやく撤収完了。日差しはあるが風が冷たい。

13時にキャンプ場を出る。

岩手山には雲がかかっている。

ユートランド姫神からの姫神山。予報によると明日、山は雪らしい。

一本杉園地キャンプ場 その50

御所野遺跡からの帰り、一本杉に寄った。今日は週末で天気がいいので混んでいると思っていたが、案の定、グルキャンの車がたくさん入って賑わっていた。いつもの場所は先客がいたので上の方の棚に車を停めた。

ひとつ下の棚にキャンプ仲間のFさんがいた。Fさんに会うのは1年ぶりだろうか。お互いの近況を報告しあった。

今日はテントもタープもなし。パチグリルで焚き火をはじめた。

ペットボトルのお茶をケトルで温める。

昼食は御所野遺跡の清掃ボランティアでいただいたおにぎり弁当。

薪はつぶ沼キャンプ場での残りを使った。

Fさんのガスストーブを見せてもらった。小型のCB缶ガスストーブで、横に倒して調理もできるスグレモノだ。韓国製で野外専用、安全装置はなし、とのことだった。

Fさん自作の着火剤をいただいた。牛乳パックを細かく切って重ね、麻紐で巻き、パラフィンで煮たもの。前回お会いしたときもたくさんもらって便利に使わせていただいた。薪ストーブの着火剤にも良さそうだ。Fさん、いつもありがとうございます。

再度お茶を温めておやつにする。

帰り道の一戸町奥中山・結カフェで買った大判焼き。豆乳クリームと塩あずきカスタード。

軽く焼いてみた。アツアツでおいしい。

陽が傾くのが早い。落ち葉がきれいだ。

Fさんは泊まりの予定だったが、グルキャンで今夜は騒がしくなりそうだからと自分より先に帰った。賢明な判断だったかもしれない。

16時過ぎにキャンプ場を出る。短時間だったが久しぶりにFさんに会えて、いろいろと話しができて楽しかった。