網張ビジターセンター主催のイベント「雪の鎌倉森をめざす(冬山登山体験)」に参加した。0730 自宅発。蒼前神社を経由する未舗装路に雪はほとんどなかった。
0812 ビジターセンター着。いつものようにセンター横の駐車場に停めようとしたら、誘導係に下の駐車場に停めるよう指示された。週末で混むから? それともボランティアスタッフと間違えられた?
ビジターセンター入口の温度計はマイナス7度。途中、相の沢牧野付近はマイナス3度だった。
受付を済ませ、レンタルしたスノーシューを靴に合わせる。
9時にミーティングと班分け。今回の参加者は、1班8名、2班7名の計15名(定員20名)
駐車場脇でスノーシューを履き、キャンプ場に移動する。
キャンプ場で準備体操。雪が降ってきた。
出発前の写真撮影。
0940 登山開始。先頭は1班。リーダーはビジターセンタースタッフのHさん。Hさんのすぐ後ろに付いて歩く。
雪の上に落ちている木片は、キツツキが木に穴を開けた際に剥がれたもの。
キツツキが穴を開けた木があちこちにあった。
後続の2班。雪の降り方が強くなってきた。
鎌倉森に登山道はないが、所々に目印のピンクテープがあった。個人が勝手に付けたものらしい。20年前は誰も登らなかった鎌倉森、近年人気が出て外国からも登山客が来るそうだ。
ビジターセンターでレンタルしているスノーシューはフランスのTSL社製。ヨーロッパでは有名なメーカーらしい。
傾斜がキツく歩きにくくなってきた。スノーシューのヒールリフターを立てる。
見上げるとブナの枝が入り組んで、まるで毛細血管のように見える。
リーダーのHさんの歩くスピードが早い。付いて行くのがやっと。急な山の直登はバテやすいので、ジグザグに登るよう勧められた。
間もなく大ブナ平(標高1000m)
1033 大ブナ平到着。数日前の下見では、この先は新雪が深く、雪庇崩落の危険があるので山頂は諦め、大ブナ平までにすると事前に連絡を受けていた。
プローブ(ゾンデ棒)で積雪計測。約130cmあった。
すぐ後ろが雪庇。根雪50cmの上に新雪が積もり、崩れやすい状態なので近づかないよう注意。
サポートスタッフが履いていた今シーズン発売になったモンベルのスノーシュー。コスパがよく人気の商品らしい。
大ブナ平の滞在時間は10分弱。すぐに下山にかかり、網張の森のシンボル、マザーツリーに向かう。
傾斜が急。ジグザグに下る。
大きな芽は、ホオの木の冬芽。
1105 マザーツリーの丘に到着。マザーツリーはブナの木の枯木で樹齢350年。森に生きる多種多様な動植物の母なる木。
それぞれが携行食を摂りながら休憩。
足元を踏み固めて荷物を置く。
マットを敷いて腰を下ろす。脱着が面倒なのでスノーシューは履いたまま。
お湯を沸かす時間はなさそうなので菓子パンだけ食べた。
休憩している間もどんどん雪が降ってくる。
休憩が終わってビジターセンターに向かって歩き出す。森の中にはボランティアスタッフが仕掛けた巣箱があった。この巣箱にはモモンガが入っていたらしい。現在8箇所ほど設置されているそうだ。
巨大なダケカンバ。こんな大きなダケカンバを見たのは初めてかも。「男爵」の愛称で呼ばれている。
こちらはヤマネが入っていた巣箱。
森の中には湧き水が流れていて、そこだけポッカリ穴が空いたようになっている。
根こそぎ倒れたミズナラ。根は横には広がるが地中深くまで伸ばせないので倒れやすいそうだ(地盤の関係?)
1156 ビジターセンター到着。ミーティングの後、解散となった。
解散後、薬師神社前でタープを張ってコーヒーを飲むつもりだったが、風雪が激しく諦めた。
1237 駐車場に戻り、 旧上長山小学校に向かう。
1255 旧雫石町立上長山小学校着。
閉校した小学校を利用した「学校レストラン上翔」で昼食。去年11月にオープンしたレストランで、土日と土日につながる祝日に営業している(年末年始を除く) 開店時間は午前11時~午後3時
食堂と厨房を活用した広い店内。
チャーシュー中華そばを食べた。甘口のスープとチャーシューがおいしかった。メニューにはニジマス料理やビーフカレーなどもあった。
閉校にはなったが建物自体はまだ新しく、レストランの他にも有効利用できそうだ。