網張ビジターセンター主催のイベント「根開きのブナの森で春を探そう」に参加した。根開きとはブナやミズナラの幹の根元の雪が丸くとけて地面があらわれる様子。そんな根開きを観察しつつ、春を迎えた網張の森を散策するイベント
9時過ぎ、網張ビジターセンター着。気温プラス8度
今回はワカン(輪かんじき)をレンタルした。ワカンを履くのは初めて。スタッフに履き方を教えてもらった
出発前のミーティング。今日の参加者は12名(定員15名)スタッフ8名。班分けはなし
ビジターセンターから歩いて網張温泉スキー場に向かう
スキー場の営業は3月末で終了した
ゲレンデでワカン装着
ほとんどの参加者がワカンは初めての様子
出発前の準備運動
休暇村岩手網張温泉。日帰り入浴もできるようだ
10時、ブナの森に向かってスキーゲレンデを登り始める。ザクザク雪
鎌倉森が見える
歩いていると暑い。ジャケットとパンツのベンチレーターを開けて温度調節する
振り返ると雫石盆地がきれいに見える。昔は湖だったそうだ
根開きしたブナの森に入っていく
森にはブナ、ミズナラ、ダケカンバの3種類が多い。大きなダケカンバの皮が落ちていた
下も上も美しい
ブナの木の模様の正体は幹に付いている地衣類やコケ類
根開きの様子。深いところではまだ1mくらい雪がある
ハリギリの根開き。触ってみると木肌が柔らかい。前回の大木ツアーでコルクの代わりに使われた話を聞いた
凍裂で裂けたと思われるブナの木
11時過ぎ、予定より30分早く今日の目的地「古いブナ」に到着
温度計で幹の温度を測る。幹の温度16.5度。周囲の気温は13度。頭上をミヤマガラスの群れが飛んでいた
森を抜けて再びスキーゲレンデに出る
向こうに見える黒い山は男助山。今年1月中旬に苦労して登ったのを思い出す
休憩場所の白樺ロッジを目指してリフトの真下を歩く。夏場は藪で歩けないので貴重な体験かも
白樺ロッジ到着
建物の中で30分ほど休憩
休憩後、ビジターセンターに戻る
12時半過ぎ、スタート地点に戻った
ゲレンデの下には今季の仕事を終えた雪上車が並んでいた
網張温泉からビジターセンターに至る道にかかる吊り橋を渡る
日帰り温泉館・薬師の湯に到着。今日は休館日のようだ
13時、ビジターセンターで本日の振り返りミーティングを行った後、解散となった。今日歩いた距離は約4km。いつもながらスタッフの知識の豊富さには感心させられた。天気に恵まれ、ワカンの体験もでき、とてもよいイベントだった。薬師の泉でコーヒーを飲んでから帰った