あきびと野遊び雑記

すぐ飽きて、おまけに面倒くさがりな私の野遊びの記録です。

都南つどいの森 その5

森を愉しむワークショップ「ウリハダカエデの樹液採取」に参加した。このイベントは人気があり、定員10名の枠がすぐに埋まったそうだ。10時にこもれびの宿で受付け、点呼の後、全員で採取場所に向かう。講師はいつものK先生。

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森の中はマイナス気温。意外と多く雪が積もっていた。スニーカーの参加者が数名いて、足が冷たそうだった。

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森の中には動物の足跡がたくさんあり、歩きながらK先生から説明があった。これはテンの足跡らしい。

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さらに森の奥へと進む。

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ようやく採取場所に着いた。

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ウリハダカエデの木にペットボトルが取り付けてあった。10本のウリハダカエデから樹液を採取しているとのこと。

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木肌がマクワウリに似ていることから、ウリハダカエデといわれているそう。

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焼酎のペットボトルは何となくK先生のイメージ。

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幹にドリルで穴を開け、コルクで栓をしたところからチューブで樹液を採取している。

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残念ながら樹液が出ているところは観られなかった。朝の気温が2〜3度、昼の気温が6〜7度の時期に一番樹液が出るらしい。今日は気温が低く過ぎたようだ。

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キャンプ場は休業中。利用期間は4月から11月。

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つどいの森管理棟に向かう。

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K先生が集めた樹液の配布があった。20Lのポリタンクに樹液が満タン。

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それぞれが持参したペットボトルに樹液をいただく。ひとり1リットルまで。

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温めた樹液をストレートで飲んでみる。樹液を飲むのは初めての経験。木の香りと、ほんのりとした甘さがあった。カエデ類はどの種類も美味しく、ダケカンバ、オニグルミ、ヤマブドウからも樹液が採れるそうだ。

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抹茶を入れて飲んでみる。抹茶の味が強くて樹液を飲んでいる感じがしない。コーヒーも合わないらしい。

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いただいた500mlペットボトル2本分の樹液。これを50分の1まで煮詰めるとメープルシロップのようになるらしいが、そこまで煮詰めると20mlにしかならない。でも、実験してみたい気もする。K先生はウリハダカエデから作るメープルシロップを和製メープルシロップと呼んでいた。

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イベントは10時から12時半までの予定だったが、1時間早く解散となった。3月にも樹液採取のイベントがあり、そのときは市販のサトウカエデから作ったメープルシロップとウリハダカエデから作った和製メープルシロップの味比べをするらしい。岩手公園の芝生公園には盛岡の姉妹都市カナダビクトリア州から贈られたサトウカエデが植えられているそうだ。

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