2月1日水曜の午後から降り始めた雪が、その日の夜までに一気に30〜40センチ積もった。こんなとき相の沢はどうなっているだろう? 怖いもの見たさもあり、偵察に行ってみた。
10時過ぎに駐車場着。マイナス6度。小雪が降っている。駐車場はまったく除雪されていない。
奥に自衛隊のトラックが3台あった。道路を挟んだ向こうの駐車スペースには車が6台。このまま雪が降り続くとスタックするかもしれないので、車を駐車スペースに移動した。管理人さんの話しでは、滝沢市の予算不足で駐車場の除雪はもうできないとのことだった。
相の沢の積雪は約110センチ。前に積もっていた雪の上に先日の雪が降り積もったようだ。山だからもっと積もったかと思ったが、水曜の盛岡市内と同じくらいの積雪量だった。
今日も牧野で自衛隊がスキー練習していた。タイム計測係の陸曹2名にお声がけして、使っているスキーを見せてもらった。今週は毎日スキー練習しているそうだ。
自然情報センター横の登山道には踏み跡があった。
トイレから先の通路に新たな踏み跡はない。スノーシューを履いても膝近くまで沈む。
去年大晦日にデイキャンした穴を使うことにした。
スノーシューで積もった雪を踏み固める。
DDタープ3x3で吊り下げ式のビークティピーを張った。
入口は左右に広げないで、ストックで持ち上げるだけにした。
内部にポールがないので3x3でも広々としている。
今日もスベアを使う。昨夜「剱岳 点の記」という映画を見た。日本山岳会の隊員が「これは最近スウェーデンで開発されたものです」と、主人公にスベアを紹介しているシーンがあった。明治時代からほとんど変わっていないスベア、改めてすごいストーブだと思った。
プレヒートにアルコール燃料を使ったが、ノズル下の凹に溜めたアルコールだけではプレヒートできなかった。結局、エスビットの固形燃料を砕いて使った。
昼食はうどん。刻んでおいたネギを持ってくるのを忘れた。
昼食後はタープの中で横になってラジオを聴きながらウトウトしていた。着込んでいたので暖房なしでも寒くなかった。
トイレに行ったついでに駐車場を見たら車が1台スタックしていた。FFの普通車。30分くらいかかってやっと救出できた。
戻ってコーヒーを飲む。雪の降り方が強くなってきた。
15時に撤収をはじめる。タープ内の気温は1.4度。寒くなってきた。
撤収完了して駐車場に行ったら、また1台スタックしていた。こちらもFFの普通車。運転手、センターの管理人、登山者、自分を含めて4人で救出にかかる。いつも使っているモンベルのスコップが大活躍してくれた。スタックした車の運転手はキャンパーで、今日これから設営するとのこと。車は道路向こうの駐車スペースに移動したが、そこから何度も往復して荷物を運ぶのはたいへんだったと思う(センターは閉まっていてソリは借りられない)うまく設営できただろうか。