今年は相の沢で年越しキャンプをやってみようかと思っていたが、大晦日の夜に家族が帰って来ることになり、家を空けられなくなった。泊まりは無理だが天気がいいので夕方までデイキャンに出かけた。
9時半に駐車場着。マイナス2度。車は約30台。デイキャンは荷物が少なくて気楽だ。バックパックの中にはデイに不要なものも入ってはいるが、出しいれが面倒なのでそのまま背負って行く。
牧野側の誰かのキャンプ跡を使わせてもらう。通路の左右にテントが全部で4張り。年越しキャンプだろうか。
DDタープ3x3でビークティピーを張った。ロープを使わないでも自立できるので、雪穴のような狭い場所には便利な張り方だ。
設営後、スノーシューを履いて奥の様子を見に行く。奥まで入る人はほとんどいない。雪の上をスノーシューで踏むと10センチほど沈み込む。
去年マイ穴を掘っていた場所。
奥の炊事場。
前々回12月9日に積雪30センチだったベンチは、ほぼ雪で埋もれていた。
奥の炊事場横の松の木。枝にはあまり雪が付いていない。折れた枝も落ちていなかった。
サイトに戻ってコーヒー焙煎の準備をする。今日はソロストーブとペレットを使って焙煎してみる。
豆は先日、岩手町の喫茶店カサネルで分けてもらったミャンマー産のジーニアスコーヒー。ソロストーブとペレットでうまく焙煎できるだろうか?
小一時間かかって、やっと好みの感じに焙煎できた。
今日はいつもより粗目に挽いてみた。
ドリップに使うお湯はアルストで別に沸かした。
今日は昼食は持って来ず、コーヒーとお菓子だけ。
今回焙煎したコーヒーはすっきりと飲みやすいが、もう少し酸味、苦味があってもよい感じだった。挽き方が少し粗すぎたかもしれない。結果、ソロストーブとペレットの焙煎はやり難いと感じた。ペレットは火力が強すぎるし、焙煎途中のペレットの補給が面倒だ。それにフライパンに煤が多く付く。ペレットよりは焚き火の方が焙煎に向いていると思う。火力を一定にできるガスコンロが一番楽だとは思うが、それではちょっと面白味がない。
風は少しあるが、あまり寒くなく穏やかだ。来たときにあったテントはいつの間にか撤収していて、トイレ前に1張りだけになっていた。
少し風が冷たくなってきたのでフルクローズにして中に籠もる。3x3のビークティピーでもデイで過ごすには十分な広さがある。
アルストでお湯を沸かして白湯を飲む。アルストの熱だけでも暖かく感じる。
14時半に撤収完了。ガスストーブも持ってきたが、結局使わなかった。
なんだか去りがたい気分。
帰り際、フォローしているYouTuberさんが掘った穴から牧野を眺める。景色はいいが牧野側からの風が強い日は厳しい場所かもしれない。
トイレ前で、1張りだけ残っていたキャンパーと話しをした。住田町から来た人で今日から3連泊の予定だそうだ。年越しキャンパーはもっと多いかと思ったが意外と少なかった。
15時半に駐車場を出た。クリスマス前後に比べると雪が少し落ち着いたようだ。これから更に寒さが厳しくなるが、天気のいい日を狙ってまた来れたらと思う。