あきびと野遊び雑記

すぐ飽きて、おまけに面倒くさがりな私の野遊びの記録です。

相の沢キャンプ場 その98

週末の相の沢は登山者とキャンパーで混むので、このところ週末に行くのを控えていたが今日は天気も穏やかだし、駐車場の様子が気になったので偵察に行ってみた。10時半、小岩井農場経由で道路向かいの駐車スペース着。気温0度。

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駐車場が除雪されないと道路向かいの駐車スペースは満車かと思ったが、意外にも車は1台しか停まっていなかった。ということは、いつもどおり駐車場が使えるようだが今日は荷物も少ない。車はそのまま駐車スペースに停めておくことにした。道路を渡って駐車場に行くと、いつもどおりたくさんの車が入っていた。

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キャンプ場内のほとんどの雪穴にはすでにテントが立っていて、キャンプ仲間のTさんとKさんのテントもあった。2人に挨拶して、今日は奥の炊事場横にタープを張ることにした。奥の炊事場まで踏み跡はなく、スノーシューを履いてのラッセルはかなり辛い。

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やっとたどり着いて、とりあえず炊事場のテーブルに荷物を置く。

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炊事場横のベンチとテーブルはすっかり雪に埋もれていた。

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去年雪穴を掘った場所をスノーシューで踏み固める。

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焚き火するならアディロンダックと思ったが、きれいに張れていない。リッジラインが斜めになってしまった。ペグも土に打つように普通に打ったのではすぐに抜けてしまうので工夫が必要になる。雪上できれいにタープを張るのは難しい。

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薪はBRACKENで買った薪をチェーンソーでカットしたときに出た端材を持ってきた。切ってそのままトランクルームに置いていただけで乾燥していなかった上に、ここまで運ぶ間に雪が付いて湿ってしまった。

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着火剤にはロゴスの防水ファイヤーライターを使った。湿った薪に着火するには、それなりの火力があり、長時間燃えてくれる着火剤が便利だ。

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昼食はカップラーメンのみ。

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薪が湿っていてソロストーブでもうまく燃えてくれない。細く割って燃えやすくする。

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食後、トイレに行ったタイミングでKさんとTさんのサイトを訪問する。Kさんはリサイクルショップで入手した道具をうまく使っていて、タープの張り方もいろいろ試していて参考になる。今回も新たなタープの張り方(YouTube動画)を紹介してもらった。

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Tさんは会うたびに新たなギアが増えている。今回はRoselliのショートアックスとUCOのキャンドルランタンを見せてもらった。実際に薪を割らせてもらったが、ハマグリ刃のRoselliは薪にうまく当てるとパカッと割れて気持ちいい。

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今日一番の目的は響で買ったグァテマラを挽いて、野で飲んでみること。響は盛岡でも有名なコーヒー店だが、ここ2年ほど足が遠のいていた。それが偶然にも八幡平の知人が響のオーナーに師事していることを知り、昨日久しぶりに店を訪れた。この店にはコーヒー好きの人達が集まってくる。オーナーやお客さんたちとコーヒーを飲みながら雑談し、ケニアとグァテマラを買ってきた。

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少量のお湯で蒸らすと、挽いた粉がふっくらと盛り上がってくる。

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自分のような素人が適当に淹れたコーヒーでもとてもおいしい。そもそも生豆の品質と焙煎の方法が違い過ぎる。やはりプロが選別、焙煎したコーヒー豆はすばらしい。

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自分で焙煎した豆と飲み比べてみると、自分の焚き火焙煎は苦味とえぐ味が強いことが判る。プロの味には程遠いが、野で焙煎して飲むプロセス全体を楽しめれば、それはそれでいいのだと思う。

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15時半に撤収。去年は雪穴を掘っていたが、足で踏み固めるだけならそれほどたいへんではない。奥に入るとトイレが遠くなるが携帯トイレを使えばいい。荷物の少ない土日のデイキャンは、賑やかな通路沿いを避けて奥で静かに過ごすのがよさそうだ。

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帰り際にAさんのサイトを訪問した。初めてのパスファインダーを雪の上に上手に張っていた。タープ泊に暖房器具なしとは強い。おまけにトナカイの毛皮もインストールしていて無骨感がアップしていた。

17時にキャンプ場を出たときテントが20張り以上あった。2連休で天候も穏やかとはいえ、この真冬に、しかも雪掘りしてまでキャンプする熱心なキャンパーの多さには驚いた。

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