以前から気になっていた県民の森キャンプ場に行ってみた。宿泊はテント1張り630円かかるが日帰りは無料で利用できる。まずは県民の森管理事務所「森林ふれあい学習館」で受付する。
キャンプ場は管理事務所から車で1〜2分のところにあり、今日は利用者が他にいないので炊事場まで車を乗り入れてよいことになった。キャンプ場の利用者は今シーズン自分が2人めとのこと。雑木林の中にテントデッキが並んでいる。
簡易水洗のトイレ。建物は立派で中もきれいだった。
炊事場。こちらも広くてきれいだ。
キャンプ場内は、このところの雨で地面もデッキも濡れて湿っていた。
古いデッキは逐次更新されているようで、真新しいデッキがいくつかあった。
キャンプ場には2箇所炊事場があるが、奥の炊事場は使用不可。さらに奥には壊れた炊事場とトイレがあった。
地面にはいろいろな種類のキノコが生えていた。それだけ地面が湿っているということか。赤いのは高級食用キノコのタマゴタケかも?
炊事場に近いデッキを荷物置き場にしてハンモックを張った。ハンモックは地面の状態を気にしなくてよいので便利だ。
今日使う分の薪を用意する。落ちている小枝は湿っているので車に積んでいた薪をソロストーブ用に細かくした。
新しく買ったファイヤースターターを使ってみる。着火剤は同じパスファインダー社のミニインフェルノ。10円玉くらいの大きさにちぎって、ファイヤースターターで着火させる。簡単に着火できた。
このキャンプ場では火は炊事場でしか使えない。炊事場には立派なカマドがあるが、あまり使われていないようだ。
残りご飯で玉子チャーハンを作る。
昨夜夕食に作ったピーマンの肉詰めを持ってきた。小麦粉がなかったので片栗粉で焼いた失敗作。シェラカップで軽く温める。
外で食べると失敗作でもおいしい。
本で読んだレンメルコーヒーにトライしてみる。まずはお湯を沸かす。ケトルは沸騰する直前で火から下ろすらしいが、いつもの癖でしっかり沸騰させてしまった。
挽いた豆を45グラム入れて、豆にお湯が染み込むまで放置する。
再度火にかけ沸騰させ、沸騰したら火から下ろし、水を少し入れてしばし待つ。
カップに入れ、またケトルに戻すを3〜4回繰り返し、撹拌させる。
やっと完成。カップに注ぐときは豆の粉が入らないように、なるべく浅い角度でカップに注ぐ。手間はかかるが味は酸味があってなかなかおいしい。レンメルコーヒーは淹れるプロセスも含めて味わうコーヒーらしい。
コーヒーのあとはハンモックでまったりする。どこか甘いような不思議な香りが漂ってくる。いろいろな広葉樹が生えているせいなのか? 樹種を勉強するにはよいところかもしれない。設備はよいが利用者が少ない。炊事場でしか火を使えないことを除けば悪くないキャンプ場だと思う。
チェックアウトが16時なので15時に撤収開始して15時半過ぎに終了報告した。その後、すぐ近くの「みんなの広場」に行ってみる。晴れていれば広大な原っぱの向こうに岩手山が大きく見えるが、今日は曇って山裾しか見えなかった。
広場沿いの白樺並木が美しい。
通り道の生出湧水で水を汲んで帰った。