焚き火がしたくていつもの相の沢キャンプ場に行ったら、県独自の緊急事態宣言が出たのでキャンプ場は閉鎖とのこと。鞍掛山にグループで登山している人たちはOKで、ソロキャンはダメというのは解せない気もするが、諦めて他のキャンプ場に行くことにした。念のために付近のキャンプ場に電話で確認したところ、県や市が管理しているキャンプ場は一部を除いて閉鎖、民間のキャンプ場は通常営業しているが緊急事態宣言下のキャンプは自己責任で、とのことだった。
相の沢キャンプ場から近いユートランド姫神のキャンプ場に行ってみることにした。今年の春にオープンしたばかりの新しいキャンプ場だ。実はオープン前にも様子見に行ったが、キャンプ場として整備されているとは言えず、しかも有料、そしてなによりもサイトのすぐ横に太陽光発電のパネルがずらりと並んでおり、風情を楽しめるようなところではなかった。とはいえ、温泉宿泊施設や産直の売店が隣接しているなどのメリットもある。とりあえずものは試しと利用してみることにした。
温泉宿泊施設のユートランド姫神。この建物のフロントで受付をする。料金は1人1泊1000円。日帰りも1000円。日帰りは半額にしてほしいところだ。
駐車場に一番近い位置にグリーンシートで屋根を作った。この日は日差しが強く、シートはすぐに熱くなった。風もあり、何度かポールが倒れてシートを張るのに苦労した。平日ということもあり、他にキャンプ場の利用者はいなかった。
焚き火をしたかったのは、新しい焚き火台(BBQグリル)を試してみたかったから。いつも使っているピコグリルもどきはグリルとして使うには少々使いにくい。安くて使い勝手のよさそうなグリルを探していたら、とあるお店でOUTDOOR MANのコンパクトBBQグリルを見つけた。3000円ほどで安かったので買ってみた。安物だからそれなりかと思ったら意外としっかりした作りだった。
炊事場。中でBBQできるようになっている。立派な炊事場だが水道の蛇口は2つしかない。トイレは日中はユートランド姫神内のきれいなトイレが使えるが、夜は屋外の簡易トイレとなる。
炊事場からは姫神山がきれいに見える。キャンプサイトの横には太陽光パネルがずらりと並んでいる。
炊事場で焼き鳥の準備をする。DODのカッティングボードを使ってみた。
BBQグリルで薪を燃やしてみる。長めの薪も入り焚き火もOKだ。
焚き火が終わったところで、100円ショップで買ったチャコールスターター(炭の火おこし器)で炭をおこす。スターターの底にアルコール固形燃料を入れ、火をつけた後で炭を入れる。しばらくそのままにしておくと炭に火が付く。これは便利だ。
グリル付属の焼き網をセットする。この後、焼き鳥を焼いたが準備した串を全部並べて焼けるほどのスペースがあった。焼き網が若干不安定な感じもあるが、これは使えそうだ。
そして、BBQグリルで一番やりたかったのはこれ!、焼きトウモロコシ!
皮付きのまま、時々ひっくり返しながら20分ほど焼く。
皮をむいて甘い醤油タレを塗りながら、さらに数分焼いて完成。焼きたてはうまい!
このキャンプ場、今回はじめて使ってみたが、有料のわりにゴミ捨て場や灰捨て場がなく、まだまだ改善していただきたい点がある。ひとり静かに楽しむキャンプ場というより、家族やグループで賑やかにBBQするのに良さそうなキャンプ場だ。