雫石町の男助山(おすけやま、標高758.4m)を目指した。鶯宿温泉に向かう途中に見える、どっしりとした山容が以前から気になっていて、いつか登ってみたいと思っていた。
クロスカントリー専用スキー場ケッパレランドから登ることは知っていたが、登山口がどこにあるのか判らない。スキー場のスタッフに訊くと親切に登山口まで案内してくれた。
ケッパレランドの入口に登山者名簿のボックスがある。
登山道の様子が判らなかったので、とりあえず軽アイゼンを履き、スノーシューはバックパックに固定した。
ケッパレランドの裏手に登山口があった。
10時47分、登山口出発。
ゲレンデを横切り登山道に入る。最近誰かがスノーシューで歩いた跡があった。
向こうに見えるのが男助山だろうか。
長い林道を進む。
これもオオウバユリだろうか?
11時42分、男助山第一登山口着。スノーシューはここで引き返していた。
大きな足跡。誰の足跡だろう? 最近クマの目撃情報はないとスタッフは言っていたが。。。
12時07分、東コース、北コース(新道)の分岐。北コースを進む。
標柱の欠けたところはクマの仕業かも。
雪が深くなり、軽アイゼンでは歩きにくくなってきたのでスノーシューに履き替える。
傾斜が急で、何度も短く折り返しながら登っていく。
12時53分、やっと尾根に出た。木が邪魔して展望はよくない。
尾根を山頂に向かって進む。
男助山山頂方向を示す標柱を過ぎると急に雪が深くなってきた。尾根には目印のピンクテープがほぼないので、どこを歩いていいのか判らない。
ヘタなところを歩くと腰まで雪にハマる。喘ぎながら雪を漕ぐ。山頂が遠い。
13時41分、やっとの思いで山頂到着。登山口から約3時間かかった。
山容からして山頂からのすばらしい眺めを期待していたが、四方を木に囲まれていてほぼ展望はない。苦労して登ったのにがっかりだ。
遅い昼食をすませて、さっさと下山することにした。
下山途中、一箇所だけ見晴らしのいいところがあった。御所湖の向こうに姫神山が見える。
岩手山は雲がかかって裾野しか見えない。
箱ケ森、赤林山方面。
長い林道を下って、やっとケッパレランドが見えてきた。
15時35分、登山口着。約1時間20分で下りた。苦労して登ったわりには報われない山だった。
ケッパレランド、今年は雪が少なく、まともに営業できたのは数日だけだとスタッフが話していた。