雫石で開催予定だった歩くスキーのイベントが雪不足のため中止になってしまったので、代わりに区界の兜明神岳（1,005m）に登ることにした。今朝、自宅を出るときの気温はプラス1度。雪が薄っすらと積もった。10時、区界高原ウォーキングセンター着。マイナス3度。
管理人さんにコースの様子を訊くと、避難小屋のかぶと山荘まではツボ足でも大丈夫だが、山荘から兜明神岳直下まではスノーシューが必要。さらに兜明神岳に登るならアイゼンが必要とのこと。
10時40分、軽アイゼンを付けてタラボコースをスタート。
11時05分、兜清水、岩神山方面への分岐に到着。雪はサラサラでしっかり冬山。雪のほとんどない盛岡とは別世界だ。
11時15分、かぶと山荘着。山荘の中では年配の登山者6名が宴会中。登山愛好会の新年会らしい。とりあえず荷物をデポして兜明神岳に向かう。面倒なのでスノーシューは履かず、軽アイゼンで登ることにした。
山荘横の広場では何やら団体がレクリエーション中。区界高原少年自然の家のイベントだろうか？
広場から兜明神岳までの道沿いは木々が白く光っていた。
11時30分、山頂直下まで来たが登れるだろうか？ カップルが下りてきたので山頂に登ったのか訊いてみたら、途中で断念したとのこと。とりあえず岩場の付け根まで登ってみる。
山頂岩場の付け根まで来た。
山頂を見上げる。登れないことはないが下りが怖い。足を滑らせたらアウトだ。
山頂は諦めて岩場の付け根で景色を眺めるだけにしておいた。
岩手山はまったく見えない。
近くの早池峰山も見えない。
11時45分、山荘に戻る。年配の方々は宴会を終えて小屋を出るところだった。春先に、花巻の万寿山に咲くイワウチワがきれいなので行ってみるよう勧められた。万寿山から六郎山への縦走もよいらしい。賑やかで元気な方々だった。
山荘の中は薪ストーブが焚かれていて暖かい。先ほどのカップルも休憩中だった。ストーブでお湯を沸かして昼食にする。ストーブにかけたケトルを見て、カップルの男性が「トランギアですね」と声をかけてきた。
男性はキャンパーで、相の沢や一本杉によく行っているとのこと。一緒に昼食しながらキャンプ場やギアの話しで盛り上がり、1時間くらい話し込んでしまった。
カップルが先に出発した後、下山準備をしているとスノーシューの若い女性が入ってきた。岩神山に登ってきたようだ。女性の話では、先月遭遇した姫神山の雨氷は毎年発生するらしい。タイミングが合えばまた見れるかもしれない。13時30分、山荘発。風が強く、地吹雪になっている。
20分かからずウォーキングセンターに下りた。センター内の薪ストーブで暖まりつつ、コーヒーを飲む。
ストーブに薪を焚べつつ、1時間近くまったり過ごしてしまった。
道の駅 区界高原からの兜明神岳。
