宮古港から姉吉海岸まで車で50分ほどかかった。この漁港には東日本大震災前の2009年7月にも一度来たことがあるが、すっかり様子が変わっていた。
姉吉海岸の入り口から魹ヶ崎(とどがさき)灯台までは約4km。片道1時間かかる。
歩きはじめて最初の約500m、標高差110mの上りがキツイが、その後は緩いアップダウンの繰り返しになる。
奥が姉吉キャンプ場。
震災時、こんな高いところまで津波が来たらしい。
普通に山道が続く。
灯台に至る道は、みちのく潮風トレイルになっていた。
さらに山道を歩く。
約1時間歩いて灯台到着。
東屋には先客がいた。東京在住のイギリス人で今夜は灯台の下にテントを張るそうだ。みちのく潮風トレイルを歩いていて、OSPREYの大型バックパックにNaturehikeの軽量テント、いかにもバックパッカーという感じだった。
2009年に来たときは無線機とアンテナ約13キロの荷物を担いで来て、本州最東端を全国にサービスした。このとき知り合った海上保安官に灯台内を案内していただき、特別に灯台のレンズを見せていただいた。
灯台から少し離れた場所にある「本州最東端の碑」
震災では灯台も東屋も被害を受けたはずだが、まったく何事もなかったように前のまま立っていた。実際、震災のときはどんな様子だったのだろうか。誰かに当時のことを訊いてみたい。
また1時間歩いて姉吉漁港に戻った。今夜は姉吉キャンプ場に泊まる。