自衛隊の一般公開は7月〜9月に行われることが多い。コロナ禍以降は一般公開が中止となっていたが、今年から徐々に再開されるようになってきた。7月22、23日は宮古港で訓練支援艦「くろべ」の一般公開が行われた。
「くろべ」はミサイル射撃の標的となる航空標的機を打ち上げ、護衛艦の対空ミサイル射撃の支援と評価を行うことを主要任務としている。この標的1機だけで約1億円とのことだが、打ち上げた標的機は回収して繰り返し使用される。
ヘリコプターの発着もできる広い甲板。
格納庫では結索を教えていた。
今回は海自式の引き解け結びを教えてもらった。
1等海曹、3等海曹によるラッパ演奏。
76mm速射砲と砲弾。最大射程16km、毎分80発連射可能。
艦橋は事前予約した人だけしか見学できなかった。
岸壁には岩手地本の天幕があり、顔見知りの隊員が2名来ていたので挨拶する。
災害派遣用リュックが展示されていた。中身を詳しく見てみたかったが、全部出してとは言いづらかったので、外ポケットからすぐに取り出せる飯盒だけを見せてもらった。
官品の戦闘飯盒2型。これを見るとネットで手に入るレプリカはよく出来ていると思う。
「くろべ」の母港は広島県呉市。この日は何人かの自衛官とお話できたが、特に、入隊3年目の若い海士長と3年後に退官予定のベテラン准尉の話しが印象的だった。
この後、本州最東端の魹ヶ崎(とどがさき)灯台に向かった。