あきびと野遊び雑記

すぐ飽きて、おまけに面倒くさがりな私の野遊びの記録です。

鞍掛山

盛岡の最低気温はマイナス5.3度。朝から快晴だ。鞍掛山に向かう。鞍掛山は去年10月中旬に登ったが、雨ですぐ側の岩手山すら見えなかった。今日はきれいに岩手山が見えることを期待しつつ、相の沢に向かった。

9時半に駐車スペース着。マイナス1度。いつもの駐車場は登山者とキャンパーの車で混んでいると思い、はじめから道路を挟んだ駐車スペースに停めた。車が3台。皆さん登山の準備をしていた。

駐車場に行くとKさんの車があったのでテントを探して挨拶する。昨夜泊まったキャンパーは20組以上はあったのだろうか。SGさんも見かけたので挨拶しておく。皆さん、それぞれ撤収中だった。

f:id:akibitokun:20230306120936j:image

炊事場方面に多数のテントがあった。イグルーもある。どこの団体かと思ったら、ボーイスカウト岩手連盟 盛岡第5団の雪中キャンプだった。中学生、高校生、それに指導員の大人、総勢50〜60名の大集団だ。昨夜はさぞ賑やかだったことだろう。責任者と思われる方と話したが、コロナの関係で3年ぶりの雪中キャンプとのことだった。

f:id:akibitokun:20230306120929j:image
f:id:akibitokun:20230306120933j:image

炊事場はビニールシートで覆われ、ボーイスカウトの団体が占有していた。水は出ないとはいえ、キャンパーも灰捨てや焚き火で使用することもあるだろう。全部をビニールシートで囲ってしまうのはどうかと思う。公共施設なので、このような占有使用の許可は下りないと思われる。

f:id:akibitokun:20230306120925j:image

10時半前に管理センター横の登山口から登りはじめる。

f:id:akibitokun:20230306120940j:image

スノーシューは持ってこなかったが、踏み跡がしっかりしていて歩きやすい。

f:id:akibitokun:20230306120944j:image

頂上まで2.0km地点。イっぷくとコロ、と書かれた標札があった。

f:id:akibitokun:20230306120948j:image

頂上まで1.2km地点。ここから早池峰山盛岡市方面の展望が開ける。

f:id:akibitokun:20230306120952j:image
f:id:akibitokun:20230306120955j:image

今回はじめてスマホアプリ「Geographica」を使ってみた。現在地は赤い矢印のところ。事前に地図を表示しておけば、ネット接続できない山中でも使えるのがこのアプリのいいところだ。

f:id:akibitokun:20230306120959j:image

次に展望が開けるところ。

f:id:akibitokun:20230306121002j:image
f:id:akibitokun:20230306121006j:image

さらに登る。晴れの日の雪山歩きは楽しい。

f:id:akibitokun:20230306121009j:image

てっぺんマデ500m。最後の急登。ここを登りきれば山頂だ。急な斜面で靴が滑る。低山とはいえ、ワークマンの防寒靴で雪山歩きは少々厳しい。ちゃんとした登山靴、軽アイゼン、スパッツを揃えたいところだ。

f:id:akibitokun:20230306121013j:image
f:id:akibitokun:20230306121017j:image

鞍掛山頂上標高897m到着。登山口から1時間20分だった。山頂の標札は雪に埋もれていた。ということは、山頂は2mくらいの積雪があるようだ。

f:id:akibitokun:20230306121020j:image

岩手山が美しい!

f:id:akibitokun:20230306121109j:image
f:id:akibitokun:20230306121034j:image

雫石スキー場とその奥の秋田駒ヶ岳方面。

f:id:akibitokun:20230306121058j:image

和賀岳方面。

f:id:akibitokun:20230306121024j:image

姫神山方面。

f:id:akibitokun:20230306121027j:image

早池峰山方面。

f:id:akibitokun:20230306121030j:image

濃く青い空が美しい!

f:id:akibitokun:20230306121055j:image
f:id:akibitokun:20230306121038j:image

たくさんの人が登ってきて山頂で記念写真を撮っている。邪魔にならないよう、少し離れたところにバックパックを置いて休憩する。

f:id:akibitokun:20230306121041j:image
f:id:akibitokun:20230306121048j:image

バックパックの背中に入ってるパッドを取り出してマット代わりにする。

f:id:akibitokun:20230306121044j:image

岩手駐屯地の演習場が見える。時々、小銃の発砲音が聞こえてくる。

f:id:akibitokun:20230306121101j:image

山頂の気温は11度以上。風も穏やかで暖かい。こんな天気の良い日に登れて本当にラッキーだ。

f:id:akibitokun:20230306121105j:image
f:id:akibitokun:20230306121051j:image

下山にかかる。あまりに景色が美しくて山頂から去り難く、結局、1時間も山頂にいてしまった。

f:id:akibitokun:20230306121112j:image
f:id:akibitokun:20230306121116j:image

下山も登りと同じコースを歩き、40分ほどで登山口に着いた。東屋で昼食にする。山頂でお昼を食べるつもりだったが、景色に見惚れて食べずじまいだった。

f:id:akibitokun:20230306121120j:image
f:id:akibitokun:20230306121124j:image

ボーイスカウトの集団も帰ってキャンプ場内は静か。BBQしているグループとカップル。それに連泊?のテントが1張りだけだった。

f:id:akibitokun:20230306121127j:image

通路はさらに雪が融けて土が見えてきている。

f:id:akibitokun:20230306121132j:image

15時に駐車場スペースを出た。プラス4度。まだ陽は高く、このまま帰ってしまうのは何だかもったいない気もした。

f:id:akibitokun:20230306121135j:image