今日は一日晴れ、明日はくもり、新しく入手したハンモックの試し張りに相の沢に向かった。問題なければ、そのままハンモック泊のつもりで準備したが、翌日は通院の予定があったのを思い出した。おまけに天気の崩れも早そうなのでデイに切り替えた。9時半ごろ駐車場に着いたとき、車が40台以上あった。泊まりのつもりでパッキングした荷物をそのまま車から下ろした。
いつものようにキャンプ場の奥に向かったが、今日はハンモックを張るのに適した木の多い場所にした。ここはキャンプ仲間のKさんがよくハンモックを張っている場所なので勝手に「Kポイント」と呼んでいる。いつも使っているバッグパックKELTY Ravenでは荷物が入り切らなかったので、大昔に買った登山用ザックKarrimor Joe Brawnを使った。ザックはロープスリングとカラビナで立木に引っ掛けた。
マットとユタカメイクのタープはザックの横に取り付けた。カナディアンジャムノットは荷物を固定するのにすごく便利だ。
グランドシートの上にザックの荷物を並べてみた。焚き火セットが入った手提げ袋とクーラーボックスは手で持って運んだ。夏場のハンモック泊を想定して準備したが、結構な量になってしまった。
ハンモックは定番中の定番、DD Frontline Hammock MCを選んだ。ハンモックを木にかける付属の紐は使いにくそうなのでウーピースリングに交換し、収納が楽なようにスリーブも付けた。ハンモック、ウーピースリング、スリーブは並行輸入品で安くすませた。
木に巻き付けるベルトは付属していないので、以前使っていた安物のベルトをそのまま使った。ベルトのリングにウーピースリングをカラビナで引っ掛けるだけなので簡単だ。
中に入ってみる。蚊帳の両側にジッパーがあり、どちらからでも出入りできるのは便利だ。
ハンモックの底は2重になっていて、中にマットを入れられる。
DDタープ4mx4mをAフレーム張りにして覆ってみた。
内部は余裕があり、荷物はすべて収納できそうだ。
ハンモックの設営が終わったので薪割りをして焚き火の準備をする。今日はソロストーブでお湯を沸かすだけなので、持ってきた薪をノコギリと鉈で小割りにした。
白樺の皮で着火し、お湯を沸かす。
昼食は途中のコンビニで買った。
食後にPine Needle Tea(松の葉茶)を煎れてみた。松の葉にはビタミンCが豊富に含まれているらしい。周囲に松の木はたくさんあるが、背が高くて松の葉に手が届かない。タープのすぐ側に葉が短い(2~3cmくらいの)松の木らしきものがあった。
松の木には違いないと思うが詳しい種類はわからない。カラマツだろうか? あとで調べることにして、とりあえず葉を摘んだ。
炊事場で軽く洗って、まな板の上に広げる。
ナイフで細かく刻む。
ポットにお湯を沸かし、沸騰したら松葉を入れる。
そのまま10分ほど待つ。
ポットからカップに注ぐ。松葉が入らないように茶こしを使った。
見た目は薄い緑茶のような感じだ。味は微妙。特においしくはないが飲めなくもない。慣れの問題かもしれない。全部は飲めなかったが、いい経験になった。
口直しにコーヒーを淹れようと思っていたら、キャンプ仲間のKさんがやってきた。雑談しながらいっしょにコーヒーを飲む。ふと気がつくと、グランドシートにしていたユタカメイクのタープに穴が複数空いていた。話に夢中で火の粉が飛んでいたことに気づかなかった。そのうちに補修が必要だ。
17時にKさんといっしょにサイトを出た。今日の泊まりは1組だけのようだ。早池峰山は雲に隠れて見えなかった。