岩手自然ガイド協会設立準備会(Iwate Nature Guide Association = INGA)の第315回例会に参加した。去年10月以来2回目の参加。今回の例会のテーマは「盗人森(ぬすっともり)のシロップ探し」 集合場所は前回と同じ滝沢市姥屋敷の農協駐車場。未舗装路で姥屋敷に向かった
出発前のミーティング。この時点での参加者は15名(子供2名とスタッフを含む) その後、人数が増えて計23名になった(大人+4、子供+4)
車で10分ほどのところにある、盗人森近くの活動フィールドに向かう
活動フィールドの周りにはまだ雪が残っていた。途中の道路は雪融け水で泥濘んでいた
毎年樹液を採取しているイタヤカエデ。事前に取り付けてあったボトルには、たっぷり樹液が溜まっていた
樹液をいただくイタヤカエデにお神酒をあげて感謝するセレモニー
樹液を直接飲んでみる
ほんのりと甘い。先月つどいの森で飲んだウリハダカエデより甘い感じがする
新たに穴を開ける。木が硬くてハンドドリルではなかなか穴が開かない
樹液は、天気がよければ半日でボトル一杯採れるらしい。スタッフから樹液が採れる樹種、時期などの説明があった
穴に金属のパイプを差し込み、チューブでペットボトルに樹液を集める
事前に集めてあった樹液を煮詰めてシロップを作る
カセットガスコンロで1200ccの樹液を煮詰める
カセットガスコンロは火力が弱いので、より強力なガスバーナーに変更
煮詰めている間に盗人森に登る
10分ほどで盗人森到着。山頂にある大きな木。早速、子供たちが登る
スタッフから、宮沢賢治の童話「氷河鼠の毛皮」から環境を考えるお話しがあった
盗人森から鞍掛山の眺め
30分ほどで戻ったが樹液はまだ煮詰まっていなかった
さらに煮詰めるている間にホットケーキを焼く
焼いている間にかなり煮詰まった。早速、ホットケーキに付けて味見する
市販のメイプルシロップほどの甘さではないが十分においしい。3つも食べてしまった
別鍋で樹液を温め、紅茶を淹れる
100%樹液紅茶。こちらも程よい甘さでとてもおいしい
今日、新たに取り付けたボトルに1〜2センチほど樹液が溜まっていた
15時頃までの予定だったが反省会の後、13時前には解散となった。先月、つどいの森で同様のイベントがあったときはタイミングが悪かったのか樹液がまったく採れず、今回はじめて採れたての樹液を味わうことができた。賢治の童話や環境に関することも学べて、よいイベントだった