海上自衛隊 八戸航空基地 サマーフェスタ2023に行ってきた。基地を一般開放して、航空機の展示、飛行展示などが行われる。八戸航空基地を訪れるのは3回目。今回の目玉はランウェイウォーク、ドッグタグ作成、海上保安庁の無人航空機展示、デモフライト等々、いつもの航空祭とは少し違ったイベントが楽しめる。
このイベントに合わせて16日には八戸港岸壁で護衛艦「あたご」の一般公開が行われた。航空基地の前に先ずは「あたご」の見学に行った。時折雨がぱらついたが見学には支障なかった。
護衛艦「あたご」はイージス艦あたご型の1番艦で第3護衛隊群（舞鶴）に配備されている。2017年6月、仕事で京都に出張したときに舞鶴まで足を延ばして「あたご」を見に行った。その時は岸壁からしか見学できなかったが、今回は乗艦が叶った。
乗艦できたといっても見学できるのは甲板と格納庫、甲板通路などの限られた部分だけ。当然、機密レベルの高い部分は見学できない。
格納庫では隊員がもやい結びを教えていた。護衛艦の一般公開ではお約束のイベント。
もやい結びは海上自衛官必修のロープワーク。海自流の結び方を教えてもらった。使ったロープはお土産にもらえる。
甲板後部から見学順路に沿って進む。通路には補修用の角材などが積まれていた。
斜めの筒は艦対艦ミサイル（90式艦対艦誘導弾）
3連装短魚雷発射管。
スパイレーダー。イージス艦のシンボル？
5インチ砲と砲弾。砲弾は弾頭と薬莢を合わせると大人1人分くらいの重さになるが、女性隊員でも1人で持ち運びするそうだ。
2つのスパイレーダーの間にあるのはCIWS（20mm機関砲）
陸上自衛隊八戸駐屯地の車両展示。
昔は護衛艦に乗せてもらって海上クルーズを楽しめたが最近は安全のためか、そうしたイベントがなくなり残念だ。
「あたご」の支援に青森県むつ市の大湊地方隊から多用途支援艦「すおう」が来ていた。こちらも見学できた。
「すおう」は艦橋も公開されていた。
甲板には隊員がロープで作ったイカリマーク。
「すおう」から見た「あたご」
「あたご」を接岸するために「すおう」が大湊基地から運んできた防舷具（岸壁と船の間の丸いブイのようなもの）
「あたご」と「すおう」合わせて1時間半くらい見学した。見学の間、何人かの隊員にいろいろと質問してみたが、みなさん丁寧に答えてくれた。この後、八戸航空基地に向かった。
