雫石町歴史民俗資料館のスタッフから、柿渋作りをするので参加しないかとお誘いがあった。柿渋? 聞いたことはあるが、作り方や使い方はよく判らない。とりあえず、お手伝いに行ってみた
柿渋について https://www.kaki-zanmai.com/about-kakishibu
資料館に隣接する南部曲り家の裏に、高さ5mほどの豆柿(マメガキ)の木があった
木には1cmくらいの小さな柿がたくさん付いている。この柿の実を潰して柿渋を作るらしい。豆柿はこれ以上大きくならず、寒くなる頃に熟して甘くなるそうだ
まずは木から豆柿の付いた枝を切り落とす
切り落とした枝から実だけを外す。5人で作業したが、なかなか地道な作業だった
次に木槌で叩いて潰す。作業は南部曲り家の土間にある作業台で行った
40分ほどで全部潰し終えた。立ったままの作業で腰が痛い。潰した柿の汁で手はベタベタ
一段落したところで休憩タイム。スタッフや参加者が持ってきてくれたスイカやお菓子をいただく
冷えたスイカがおいしい。種は地面に吹き出す。なんだか楽しい
休憩が終わって、次はタライに移してヒタヒタになるくらいの水を張る。水は曲り家裏の小川から汲んできた。水道水より自然の水がよいらしい
布で蓋をして数日寝かせる。その後、絞った液を1年以上寝かせると柿渋になるらしい。今日の作業はここまでとなった
参考に見せてもらった2年熟成した柿渋。黒いに近い茶色。ほとんど匂いはしない
作業前に資料館で見せてもらった「火吹竹(ひふきだけ)」 キャンプで焚き火するなら作ってみないかとスタッフに勧められた。竹の節を抜いて穴を開けただけの簡単な作りだが、吹き方は様々あって、なかなか奥深いものらしい