宮古市(旧川井村)の兜明神岳(かぶとみょうじんだけ)標高1005mに登った。山行記録によると、初めてこの山に登ったのは32年前の1991年6月16日だった。その後、家族で登ったような記憶もあるが、最後に登ったのがいつだったのか覚えていない。
国道106号線からの兜明神岳。
区界高原少年自然の家に到着。住所は宮古市だが盛岡市の施設になる。昔、ここから登ったような記憶があったので行ってみたが、職員によると自然の家からも登れるが近くの区界高原ウォーキングセンターからがいいと教えてもらった。
少年自然の家から車で5分ほどでウォーキングセンターに着いた。この建物の横に登山道がある。センターには下山後に立ち寄ることにして登山口に向かった。タラボコースを登る。
センターから山頂までは1時間〜1時間半くらい。踏み跡がしっかりついているのでツボ足でも登れそうだが、念のためスノーシューを持った。
ダケカンバが多く、木から千切れた皮がたくさん落ちていた。とても良い火口になるので手頃な大きさの皮を数枚拾った。
40分ほどで牧柵広場に出た。
かぶと山荘に到着。山荘の中では、2グループ、5人が昼食中だった。挨拶だけして山頂を目指す。
山荘側のかぶと広場から山頂が見える。山頂付近は急峻な岩場になっている。
岩場の近くまで来た。
岩場が急で下から見上げても山頂が見えない。
荷物は置いて岩場に取り付いたが、どこをどう登っていいのか判らない。下山してから岩場を登る基本ルートがあることを知った。どうやら一番急なところを登ってしまったらしい。
登山口から1時間10分で山頂到着。
祠のすぐ後ろは断崖絶壁。下を見ると怖い。
早池峰山がすぐ近くに見える。
岩手山。霞んでいる。
姫神山。
秋田駒ヶ岳方面は霞んでよく見えなかった。条件がよければ鳥海山が見えるらしい。
山頂は狭く、立ち上がったときに突風でも吹いたら滑落してしまいそうだ。20分ほど景色を眺めて下山する。岩場は登るより降りる方が怖い。
かぶと山荘に戻ると誰もいなかった。
荷物を置いておにぎりを食べる。
山荘にはストーブがあり薪も積まれていた。届けは必要だが無料で宿泊できて薪も自由に使える。
トイレは山荘の裏手にあった。
山荘を出るときに大きなリュック、鍋・釜を背負った集団がやってきた。盛岡市山岳協会の方々で、今夜は9名で山荘泊りだそうだ。
かぶと山荘から30分かからずにウォーキングセンターに着いた。結局、スノーシューは使わずに済んだ。
センターにはJφTUL(ヨツール)の薪ストーブがあり、自分で薪をくべながら、のんびり過ごすことができる。ヤカンのお湯も自由に使える。
ドリップコーヒーを入れてケーキを食べる。
このストーブはとてもよく燃える。薪を入れるとすぐに火が付いて、安定して長く燃える。ずっとストーブの側に居たくなってしまう。
近くにキャンプ場があり、ウォーキングセンターで管理している。キャンプ場のオープンは4月末、GWの頃になるそうだ。まだ30〜50センチの積雪があった。