スノーシューハイクに相の沢に出かけた。目的地は春子谷地展望台。相の沢キャンプ場から片道約1時間。休憩を入れても3時間かからずに戻って来れるはずだ。9時半に駐車場着。まだ正月休みでたくさんの車があった。気温はマイナス6度。風が強く吹いている。蒼前神社を経由する未舗装路で来たが、雪道を登れなくなった車3台が道路を塞いでいて到着が遅れた。キャンプ場には大晦日から連泊しているキャンパーのテントが1張りのみ。牧野側は風が強いので、駐車場に近いところにあった林の雪穴にタープを張ることにした。
風が強く、ネットで見つけたタープの張り方を試してみる余裕はなかった。簡単に設営できるステルス張りにした。
風上になるタープの後方は風を受け流すように低くペグダウンした。面倒なので角は折り返していない。
やっと張り終えてタープの中で風を避けながら一息つく。牧野は駐車場方向からの強風で地吹雪が舞っている。しばらく風の様子をみることにした。
12時過ぎにアルストでお湯を沸かす。
風が吹き込んで来るのでウインドスクリーンで囲った。
昼食はカップラーメンとおにぎり。
風は収まらないが、無理なら途中で引き返すつもりで春子谷地展望台を目指して歩きはじめた。多分、追い風でなければ止めていたと思う。
とりあえず牧野の一番上を目指す。緩やかな登りが続く。足を踏み出すとスノーシューが5センチ〜10センチくらい沈む。先にスキーで登った跡があったので沈み込みを防ぐために、できるだけ踏み跡の上を歩くようにした。
牧野からキャンプ場を見る。大晦日からのキャンパーは帰ったが、代わりに2張りテントが増えた。
風紋が美しい。
鞍掛山。岩手山は雲(地吹雪?)に隠れて見えない。
半分くらいまで来た。
牧野の一番上に到着。35分ほどで到着できた。さらに風が強くなった。
姫神山が見える。
ここから30分弱で春子谷地展望台に着くはずだが、地吹雪が激しくなってきた。帰りは向かい風になることを考えると、これ以上進んで帰れなくなると困るので諦めて戻ることにした。
途中までは歩いてきた牧野を下ったが、時々、先が見えなくなるほどの地吹雪なので横の林に入り、そこから登山道(どんぐりコース)に出ることにした。
牧野と登山道を隔てる有刺鉄線を乗り越えて東側コース登山口に出た。ここからはひたすら登山道を下る。
歩きはじめて約1時間半でキャンプ場に戻った。大晦日にデイキャンした穴はサラサラの雪で埋まっていた。
去年の夏の終わり頃に出会った女性キャンパー二人と再会した。このお二人との出会いは、ある本の著者がきっかけとなった不思議な出会いだった。お二人とも整理された快適なサイトを設営されていて、キャンプのお手本を見ているようだった。四季を通じて連泊を楽しむ、ステキなキャンパーさんたちだ。
トヨトミのレインボーストーブを見せていただいた。ガラスの円筒の中に7色の虹が浮かび上がる。こんなストーブがあるなんて知らなかった。ベテランキャンパーさんの道具はおしゃれで機能的でカッコいい。
帰りに小岩井農場のイルミネーションと花火を見た。小岩井農場に来るのは何年ぶりだろうか。昔は年に何度か家族で遊びに来た思い出の場所だ。イルミネーションはきれいだったが、花火はちょっと期待はずれだった。