御所野遺跡の一斉清掃に参加した。
快晴で絶好の清掃日和となった。
午前10時からの作業の前に、竪穴式住居のいぶし作業を見学させていただいた。いぶし作業は週に4日行われている(冬場は週2回)
住居の入り口に立つと焚き火の匂いがする。
土間の入口付近に石で囲われた炉がある。
火床を整えて
焚き付け用の小枝を並べる。キャンプの焚き火と同じだ。
小枝の上に着火剤をふりかける。
ライターで着火。
真っ直ぐに立ち上がる炎が美しい。
いぶすことが目的なので、火を薪で覆い煙を出す。
天井に開いた穴から煙が吸い出されていく。
着火剤は切りくずに灯油を混ぜたもの。
同じ手順ですべての竪穴式住居をいぶす。
いぶし終わった後は燃え残った炭と灰をきれいにする。
炉の周りを掃いてきれいにする。すべての竪穴式住居のいぶし作業が終わるまで、半日ほどかかるそうだ。この住居の中で焚き火しながら一晩過ごしてみたい。
午前10時から清掃作業開始。
今日の参加者は160人以上とのこと。ほとんどが地元団体からの参加者だった。一戸町長の挨拶の後、各団体に割り当てられたエリアの清掃作業開始。
大量の落ち葉。集めてビニールシートに乗せ、それを軽トラの荷台に乗せて山中の堆積場に運ぶ。
一緒に作業した班に一戸町長がいて、休憩時間にいろいろと話しをさせていただいた。気さくな方だった。
団体の皆さんは毎年参加されているようで手際がいい。
11時半で作業終了。軽く汗をかき、いい運動になった。
※ 掲載写真はすべて御所野縄文博物館の許可済み。