あきびと野遊び雑記

すぐ飽きて、おまけに面倒くさがりな私の野遊びの記録です。

一本杉園地キャンプ場 その43

前回、相の沢でキャンプ仲間のTさんと薪ストーブの話しになり、彼が前に使っていた薪ストーブを試しで使わせてもらうことになった。次回ストーブを持ってきてもらう前に、薪ストーブを設置することを想定した設営を検討してみた。

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煙突用に穴の開いたテントを持っていないので、DDタープ3.5x3.5で片側をオープンにしたAフレームを張り、オープン部分の入口付近に薪ストーブを置いてみたい。

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サイドを引っ張ると3.5x3.5でも内部はかなりの広さになる。蚊帳も楽勝で入りそうだ。

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後ろ側はクローズさせる。

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9月1日の防災の日にポータブル浄水フィルター「SAWYER MINI(ソーヤーミニ)」を購入した。キャンプ場上の坂を登り、水が湧き出している一本杉に向かった。

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姫神山に向かう登山道を歩くのは久しぶりだ。姫神山はいつ来ても登山者が多い。日本200名山にも入っている人気の山だ。

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キャンプ場から15分ほどで一本杉に到着。

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一本杉園地の由来になっている杉の巨木があり、この木の下付近に湧き水がある。

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いまは直接、飲用できないが、自分が頻繁に姫神山に登っていた頃は、直接この水を飲んでいた。

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ソーヤーミニ付属のパウチとボトルに水を汲む。

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登山道からキャンプ場に戻る途中の広場から見た岩手山

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雲がかかっていてきれいに見えない。

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キャンプ場に戻って、さっそく浄水してみる。

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パウチにフィルターを取り付けて、ケトルに水を注ぐ。

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さすがに勢いよくは出ない。

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固形燃料にかけて沸騰させる。沸騰後も3分ほど煮沸させたが、どのくらい煮沸させれば完全に殺菌できるのかよくわからない。

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昼食は途中のコンビニで買った弁当。

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食後は例によってハンモックでまったりする。

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昼寝の後、八幡平の知人からいただいた白樺を割り、薪ストーブで使える長さに揃えた。

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疲れたのでまたハンモックでまったり。このハンモックは簡単に張れて肌触りもよく、気軽に使えるところが気に入っている。

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コーヒー用に再度浄水する。

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レンメルコーヒーの粉を消費するためにひとりレンメルコーヒーをやったが、ひとりで飲むにはやっぱり量が多過ぎた。

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ソーヤーミニといっしょに買ったフィンランド製のクピルカカップがかわいい。

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おやつはかぼちゃせんべい。

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掃除に来た管理人さんに一本杉の水を飲んだ話しをしたら、動物の大腸菌が入っているかもしれないが、お腹が痛くならなければ大丈夫だよと笑われた。今度は川や湖などの水を浄水、煮沸して飲んでみたい。

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まいぎり式火おこし

昔の火おこしに興味があって、盛岡市遺跡の学び館に行ってみた。この施設では「まいぎり式」の体験ができるが、残念ながらいまはコロナの影響で中止している。担当の学芸員さんにお願いして、道具を見せていただき、使い方の説明をしていただいた。

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火きり杵(ぎね)の先端に火きり棒を差し込む。

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火きり棒を火きり板に押し当て、火きり杵を上下に動かして、摩擦熱で火種を作る。

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火種を麻紐をほぐした器に移し、息を吹き込んで発火させる。

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この器は学び館で焼いたものらしい。なかなか味がある。

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火きり棒は消耗品。使っているうちに短くなっていく。

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火きり板も消耗品なので、新しい板を作るための型紙があった。

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火きり板には予めガイド用の凹みと、火種を下に落とすための溝が切られている。

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火おこし体験は親子での参加が多く、だいたいは親の方が熱くなってしまうらしい。気持ちはわかる。

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学芸員さんの丁寧な説明で、まいぎり式のイメージはつかめたが、はずみ車の工作が面倒そうなので、まずは弓ぎり式でやってみたい。弓ぎり式がうまく行ったら、次は最も原始的な「もみぎり式」に挑戦したいが、これはかなりハードルが高そうだ。

昔、縄文文化に興味があって、遺跡や博物館に通っていたときがあった。展示物の説明文を書き写してデータベース化していたほど熱心だったのに、あるとき急に熱が冷めてしまった。あれから随分と年月が経ったが、また火おこしの件で遺跡の施設を訪れることになるとは思ってもみなかった。

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帰りに近くの美術館で開催されている、江口寿史の「彼女」展を見学した。今日が最終日だった。ものすごい数の作品に圧倒された。

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相の沢キャンプ場 その79

とにかく毎日雨で気が滅入ってくる。今日は一日くもりの予報なので相の沢に向かったが、なんとなく雲行きが怪しい。駐車場には車が40台くらいあった。今日はキャンプ仲間のTさんがよく使ってる場所「Tポイント」にしようと思っていたが、ご本人がいたので、とりあえず挨拶だけして前回ハンモックの試し張りをした「Kポイント」に向かった。が、なんとそこにもご本人がいた。結局はいつもの場所になった。

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まずはハンモックとタープを張った。雨が振りそうなのでタープの片側を下げた。

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焚き火の準備をする。ユタカメイクのタープはほとんどグランドシートと化している。

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知人から買った広葉樹の短い端材。これを更に割ってソロストーブで使う。完全に乾いているので煙が少なく火持ちがよい。

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今日も白樺の皮で着火する。

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久しぶりに生豆からの焙煎をやってみる。東ティモール産とペルー産の豆を試してみた。

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フライパンで焙煎開始。

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次第に焼き色が付き、いい香りがして来る。

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1ハゼ、2ハゼを経て焙煎完了。少し煎り過ぎたかもしれない。

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雨が降ってきたので炊事場に避難した。

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焙煎した豆をガーゼの上にのせる。

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ガーゼに包んだ豆を斧頭で叩いて砕く。

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思っていたより簡単に砕けて、いつもミルで挽くのと同じくらいの粒度になった。ミルで挽くより楽かもしれない。

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Tさんにも叩いてもらった。

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お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。東ティモールもペルーも酸味がほとんどなく、少し物足りない感じだ。やはり煎り過ぎた。次回は浅煎りにしてみたい。

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コーヒーの後はハンモックで横になる。風がなかったのでハンモックまで濡れずにすんだ。

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ハンモックからKさんのテントが見える。今日は薪ストーブの試運転と、新しく買った薪ストーブ用テントの試し張りだそうだ。

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この方向にTさんのソロドームテントがあるが、木と草に隠れて見えない。

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馴染みの古書堂で買ったコミック本を読む。

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しばらくハンモックにいたら寒くなってきた。炊事場で焚き火する。

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17時過ぎにサイトを出た。一旦雨は止んだが、夜から明日の午前中にかけてまた雨の予報だ。こんな天気にもかかわらず泊りが10組くらいいた。明日朝の撤収はたいへんかもしれない。

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ヤマボウシの実

自宅から歩いて20分ほどのところに県営運動公園があり、時々散歩に来ている。園内には様々な種類の木があり、季節による変化を楽しめる。赤い実を付けた木の下で、おばあさんに声をかけられた。

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昔、この赤い実を採って食べたが何という実かわからない。名前を知らないですか?と訊かれた。スマホで調べてみたら、どうやらヤマボウシの実らしく、生でも食べられ、ジャムや果実酒にもなるらしい。園内清掃のおじさんに訊いたら採ってもよいとのこと。今度、脚立を持って採りに来ようか。またあのおばあさんに会えるだろうか。

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リスがいた。人に馴れているようで近づいても逃げない。

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相の沢キャンプ場 その78

今日は一日晴れ、明日はくもり、新しく入手したハンモックの試し張りに相の沢に向かった。問題なければ、そのままハンモック泊のつもりで準備したが、翌日は通院の予定があったのを思い出した。おまけに天気の崩れも早そうなのでデイに切り替えた。9時半ごろ駐車場に着いたとき、車が40台以上あった。泊まりのつもりでパッキングした荷物をそのまま車から下ろした。

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いつものようにキャンプ場の奥に向かったが、今日はハンモックを張るのに適した木の多い場所にした。ここはキャンプ仲間のKさんがよくハンモックを張っている場所なので勝手に「Kポイント」と呼んでいる。いつも使っているバッグパックKELTY Ravenでは荷物が入り切らなかったので、大昔に買った登山用ザックKarrimor Joe Brawnを使った。ザックはロープスリングとカラビナで立木に引っ掛けた。

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マットとユタカメイクのタープはザックの横に取り付けた。カナディアンジャムノットは荷物を固定するのにすごく便利だ。

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グランドシートの上にザックの荷物を並べてみた。焚き火セットが入った手提げ袋とクーラーボックスは手で持って運んだ。夏場のハンモック泊を想定して準備したが、結構な量になってしまった。

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ハンモックは定番中の定番、DD Frontline Hammock MCを選んだ。ハンモックを木にかける付属の紐は使いにくそうなのでウーピースリングに交換し、収納が楽なようにスリーブも付けた。ハンモック、ウーピースリング、スリーブは並行輸入品で安くすませた。

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木に巻き付けるベルトは付属していないので、以前使っていた安物のベルトをそのまま使った。ベルトのリングにウーピースリングカラビナで引っ掛けるだけなので簡単だ。

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中に入ってみる。蚊帳の両側にジッパーがあり、どちらからでも出入りできるのは便利だ。

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ハンモックの底は2重になっていて、中にマットを入れられる。

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DDタープ4mx4mをAフレーム張りにして覆ってみた。

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内部は余裕があり、荷物はすべて収納できそうだ。

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ハンモックの設営が終わったので薪割りをして焚き火の準備をする。今日はソロストーブでお湯を沸かすだけなので、持ってきた薪をノコギリと鉈で小割りにした。

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白樺の皮で着火し、お湯を沸かす。

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昼食は途中のコンビニで買った。

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食後にPine Needle Tea(松の葉茶)を煎れてみた。松の葉にはビタミンCが豊富に含まれているらしい。周囲に松の木はたくさんあるが、背が高くて松の葉に手が届かない。タープのすぐ側に葉が短い(2~3cmくらいの)松の木らしきものがあった。

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松の木には違いないと思うが詳しい種類はわからない。カラマツだろうか? あとで調べることにして、とりあえず葉を摘んだ。

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炊事場で軽く洗って、まな板の上に広げる。

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ナイフで細かく刻む。

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ポットにお湯を沸かし、沸騰したら松葉を入れる。

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そのまま10分ほど待つ。

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ポットからカップに注ぐ。松葉が入らないように茶こしを使った。

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見た目は薄い緑茶のような感じだ。味は微妙。特においしくはないが飲めなくもない。慣れの問題かもしれない。全部は飲めなかったが、いい経験になった。

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口直しにコーヒーを淹れようと思っていたら、キャンプ仲間のKさんがやってきた。雑談しながらいっしょにコーヒーを飲む。ふと気がつくと、グランドシートにしていたユタカメイクのタープに穴が複数空いていた。話に夢中で火の粉が飛んでいたことに気づかなかった。そのうちに補修が必要だ。

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17時にKさんといっしょにサイトを出た。今日の泊まりは1組だけのようだ。早池峰山は雲に隠れて見えなかった。

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相の沢キャンプ場 その77

新たに購入したハンモックを試しに相の沢に向かった。今日は一日くもりの予報だったが、相の沢に近づくに連れて雲行きが怪しくなり、キャンプ場に着いたときには小雨が降り始めた。ハンモックの試し張りは断念したが、せっかく来たのでタープを張って昼まで過ごすことにした。

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キャンプ場内には誰もいない。雨でキャンプ場全体が濡れていた。

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今日は駐車場に近い牧野側の場所にした。買ってからまだ1度しか使っていないユタカメイクのTHE TARPを使ってみた。雨が降っているので、基本的なロープワークを確認しつつ、できるだけすばやく設営、撤収できるよう練習した。

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まずはタープをかけるリッジラインを張る。片側はシベリアンヒッチ。いつもはエバンスノットを使っているが、シベリアンヒッチの方がすばやく結べて、外すのも楽だ。

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もう片側はトラッカーズヒッチ。エンドはツーハーフヒッチで留める。

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タープをリッジラインにかけて、プルージックとカラビナでテンションをかける。

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タープの角のハトメにシベリアンヒッチでロープを結び、ペグにかけてファリモンドフリクションヒッチで引き留める。

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タープ前面の片側は柵の支柱に結んだ。支柱まで長めのロープを張り、ファリモンドフリクションヒッチで引き留める。

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タープ前面のもう片側は細い立木に結ぶ。長いロープが1本しかなかったので、短いロープ2本をダブルフィッシャーマンズベンドで繋いだ。枝が邪魔でファリモンドが結びにくかったので、ここはトートラインヒッチを使った。

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とりあえずタープが張れた。

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荷物をタープの下に移動し、椅子だけ設置した。いま流行りのチェアリングというやつ?

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椅子に座って景色を楽しむ。この場所からは牧野全体が見渡せる。相の沢キャンプ場の特等席だ。

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丘の上は雨に煙っている。冬にスノーシューを履いてこの斜面を登ったときは、かなりきつかった。

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雨の中でも牛たちは元気に牧草を食べていた。風はなく、暑くも寒くもない。雨が止んで少し明るくなってきた。

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ユタカメイクのTHE TARPは硬くパリパリした手触りで、ちょっと厚手のブルーシートという感じだ。雨には強そうだがDDタープのようにコンパクトに畳めない。タープよりもグランドシートとして使うのがいいかもしれない。

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また雨が降ってきたので、すばやく撤収し、13時にキャンプ場を出た。ハンモックの試し張りはできなかったが、キャンプ場の特等席でチェアリングを楽しめた。

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一本杉園地キャンプ場 その42

アマチュア無線の運用に一本杉に行ってみた。今月7日のフィールドデーコンテストは午前中の雨で移動先を岩山に変更したが、当初、一本杉で想定していた運用スタイルを試したくなった。まずは、いつもの場所に無線機とアンテナを設置した。

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無線機はElecraft社のK1トランシーバ(写真左)7、10、14、18MHzの4バンドに出られる。出力は3Wに設定した。アナログVFOなのでスイッチON後、しばらく時間をおいて安定するのを待つ。30分ほど放置する間にアンテナを設置する。

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K1はアメリカ製の無線機キット。自分で部品をはんだ付けして組み立てた。

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アンテナは岩山運用のときと同じ、釣り竿逆Vアンテナを張った。今日は7MHzのみの運用とした。茶色い釣り竿は縛り付けた松の木と同化して目立たない。

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縦振り電鍵(キー)は地面に置くのが一番安定するので地べた座りにした。アリが這い上がってくるが気にしない。

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昼食前に試しに3局ほど関東方面の局と交信する。K1を使うのは数年ぶりだが、特に問題なく交信できた。Elecraft社の無線機はすばらしい。

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固形燃料で昼食用のお湯を沸かす。缶のフタを外してファイヤースターターで一発着火。楽でいい。

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昼食は途中のコンビニで買ったホットドックにおにぎり、ゆで卵にワンタンスープという、なんだかおかしな組み合わせになった。

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昼食後、1時間ほどハンモックでまったりする。風が冷たい。

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15時前にコーヒーを淹れる。今日はブルーマウンテン。

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おやつは、にんにく醤油味のチップスター。コーヒーには合わなかった。
コーヒーを飲みながら、四国の局のゆっくりとした和文モールス通信を聴いていた。ベテラン局どおしの、クセのあるまったりとした交信も悪くない。

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16時半ごろ、炊事場の掃除に来た管理人さんと雑談してから、少しづつ片づけはじめる。結局、交信数は7局のみ。ワッチしている(交信を聴いている)時間の方がずっと長かった。

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のんびり撤収していたら18時になってしまった。夕日がまぶしかった。山はもう完全に秋だ。

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